【ワールドトリガー】アルバイト系ボーダー隊員

40 こんな桃太郎知らない ページ1

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｢ﾊｱ..疲れた。桃太郎か...懐かしいな｣


ガチャ。



｢修君ひとり?...遊真君はまだやってるの?｣

｢烏丸先輩がバイトらしいから、先にあがってたんだ。
空閑は、陽太郎と外にいると思う...｣




玉狛支部で今日も指導をしてもらっている僕達。
自分の体力の無さに思わずため息がでる。


まー、それだけじゃないんだけど。



千佳が来る少し前、僕は"桃太郎"を陽太郎と空閑に読んでいた。
これも修業の内だと言っていたけど、桃太郎の読み聞かせは何の役に立つのか?


ただのおもり...違う！烏丸先輩にも考えはあるはずだ！



詳しく言うと...
陽太郎に読んでたら、昼休憩を取りに来た空閑も加わったって感じかな。
ちなみに小南先輩は、昼食の準備だそうだ。








何故桃なのかとか、おばあさんは運べたのかとか
突っ込んではいけないタブー質問をされても僕は困る。

桃の質量とか、桃を斬るときの角度とか
レプリカも真面目に計算しないでくれ。




｢つまり、洗濯してれば桃太郎が流れて来るってことか?｣

｢おお!じゃあ遊真、今から洗濯をしに行くぞ！雷神丸も行くぞ！｣

｢いや、これはおとぎ話であって...｣

｢レプリカ、流れて来ると思うか？｣






｢それを決めるのは私ではない。ユーマ自身だ｣







レプリカ...言うと思った。

でも、桃太郎は流れてこないと思うよ。





そして、
この発言によって、陽太郎と空閑は外へ洗濯をしに行った。


目がキラキラしてた２人を止められなかった。
なんだか、罪悪感があるような....



なんか..ごめん。うん...。









｢修君ー。遊真君が呼んでるよ?外に来てほしいって｣


へ?と情けない返事をしながら千佳に腕を引かれ外へ出た。









｢おーい、修。これが桃太郎ってやつか?｣








｢...空閑。それは違うんじゃないかな」







空閑と陽太郎の目線のさきを見ると...





川に何か紙?を持ってる人間が流れていた。









こんな、桃太郎知らない＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿。

41 扱いが雑なんだけど→

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