検索窓
今日:5 hit、昨日:3 hit、合計:281,021 hit

ページ13

「「お疲れ様。」」



とりあえず、ビールで乾杯する。



「北山、今日1日大丈夫だった?」



「うん、大丈夫。ありがとう。」



確かに昨日より元気そうだ。だいぶ回復してきた気がする。北山は運ばれてきた肉を慣れた手つきで焼き、俺のお皿に乗せてくれた。



「ありがと。食べていい?」



「ん。食べて!」



「…えっ!美味っ!!」



頬張った瞬間、確信した。これは今まで食べた焼肉の中でいちばん美味しい、と。



「でしょ?ここの肉は絶品なんだ!」



「うん、確かに!」






美味しいご飯と楽しい会話でお酒が進み、最高に盛り上がった。



約束通り北山は全部おごってくれた。






北山がまだ飲み足りないと言うので、スーパーでお酒を買って、家で飲み直すことにした。






「…買いすぎじゃない?」



「いいの!…だって、ずっと居られるわけじゃないから。」



「え?」



「…あ、ほら、お互い忙しいし?…藤ヶ谷と俺がこうやって飲む機会って、あんまりないじゃん?」



「ああ、確かにそうだね。」






2人で、しかも俺の家でなんて、もしかしたら最初で最後かもしれないな、と思った。

*→←*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (337 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
926人がお気に入り
設定タグ:藤北
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

西山(プロフ) - tsubakichanさん» 前の作品まで…!ありがとうございます(;_;)いえいえ優しさの滲み出る素敵なコメントです!ありがとうございました! (2018年7月23日 17時) (レス) id: 96d8508f47 (このIDを非表示/違反報告)
西山(プロフ) - tsubakichanさん» 初めまして!コメントありがとうございます!ずっと読んでいただいてるんですね(;_;)ずっと語り手が藤ヶ谷さんだったのは、終盤に北山さんの気持ちをいっきに書きたかったからなんです。私も絶対幸せになってほしいです(;_;)笑 最後まで頑張ります! (2018年7月23日 17時) (レス) id: 96d8508f47 (このIDを非表示/違反報告)
tsubakichan(プロフ) - 元々、先の作品『secret cockteil』から、読ませて頂きまして、こちらにもハマってしまいました。言葉選びがあまり得意じゃなくて…感想とか少ないというか、ほぼしないのですが『secret cockteil』みたいな素敵なお話は大好きです。 (2018年7月23日 13時) (レス) id: 3ef3f18305 (このIDを非表示/違反報告)
tsubakichan(プロフ) - この作品を作られた時から読ませて頂いていました。みっくんの手紙につまった気持ち…とても、胸が締め付けられる思いで、思わず初コメ失礼します。何とか救い出して…絶対2人で幸せになって欲しいです。今後の展開、楽しみにお待ちしています。 (2018年7月23日 13時) (レス) id: 3ef3f18305 (このIDを非表示/違反報告)
西山(プロフ) - かなさん» 初めまして。コメントありがとうございます!ほんとですか?書きたい気持ちはあるのにあんまり上手く書けなくて残念だなぁと思いながらだったので 、そう言っていただいて本当に嬉しいです!最後まで頑張ります!ありがとうございました(*^^*) (2018年7月23日 11時) (レス) id: 96d8508f47 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:西山 | 作成日時:2018年6月7日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。