序章 ページ1
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「大丈夫。俺、慣れてるから。」
そう言って仰向けの俺にまたがる彼は、不敵な笑みを浮かべながら、腰を上下に動かしている。
「きついんだけど…」
「しょうがないだろ。…最近ご無沙汰なんだから。」
目の前で揺れる前髪をかき分けると、見慣れた童顔が顔をのぞかせた。
ちらっと俺の顔を見ては直ぐにそらす彼。
何。と聞かれたので、別に、と答えた。
( 今どんな顔してんのかな、って。 )
ベッドの周りには二人分の服と下着が散乱している。
隣の部屋、リビングの電気はついたままで扉が少し開いており、そこから光が射し込んでいる。
扉の隙間から見えるのは、テーブルの上に置きっ放しにしてあるまだ飲みかけのお酒達。
「ねえ、俺も動きたいんだけど、いい?」
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西山(プロフ) - tsubakichanさん» 前の作品まで…!ありがとうございます(;_;)いえいえ優しさの滲み出る素敵なコメントです!ありがとうございました! (2018年7月23日 17時) (レス) id: 96d8508f47 (このIDを非表示/違反報告)
西山(プロフ) - tsubakichanさん» 初めまして!コメントありがとうございます!ずっと読んでいただいてるんですね(;_;)ずっと語り手が藤ヶ谷さんだったのは、終盤に北山さんの気持ちをいっきに書きたかったからなんです。私も絶対幸せになってほしいです(;_;)笑 最後まで頑張ります! (2018年7月23日 17時) (レス) id: 96d8508f47 (このIDを非表示/違反報告)
tsubakichan(プロフ) - 元々、先の作品『secret cockteil』から、読ませて頂きまして、こちらにもハマってしまいました。言葉選びがあまり得意じゃなくて…感想とか少ないというか、ほぼしないのですが『secret cockteil』みたいな素敵なお話は大好きです。 (2018年7月23日 13時) (レス) id: 3ef3f18305 (このIDを非表示/違反報告)
tsubakichan(プロフ) - この作品を作られた時から読ませて頂いていました。みっくんの手紙につまった気持ち…とても、胸が締め付けられる思いで、思わず初コメ失礼します。何とか救い出して…絶対2人で幸せになって欲しいです。今後の展開、楽しみにお待ちしています。 (2018年7月23日 13時) (レス) id: 3ef3f18305 (このIDを非表示/違反報告)
西山(プロフ) - かなさん» 初めまして。コメントありがとうございます!ほんとですか?書きたい気持ちはあるのにあんまり上手く書けなくて残念だなぁと思いながらだったので 、そう言っていただいて本当に嬉しいです!最後まで頑張ります!ありがとうございました(*^^*) (2018年7月23日 11時) (レス) id: 96d8508f47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:西山 | 作成日時:2018年6月7日 3時