修行そのいち。呪詛返し-撃- ページ13
「ちょっ、」
「それじゃあ……。行くぜ！A！！」
行くぜ！じゃねーーよ！！！来んなバーーーカ！！！
私がそう思うのと同時に、ヘンテコ男が構えた。私に大滝アタックをするつもりだ。逃げ出そうと体勢を翻した瞬間。
「大滝の術ッッ！！」
「…っ！！？」
私の頭上にゴボゴボと水が集まってくる。
やばっ。と思った時にはもう遅く。
それは私を襲った。ザバーーッと、まるでお笑い芸人のように頭から水をかぶる。
ポタポタと水滴を滴らせ。私は怒りのあまり白目を剥いた。
「A！！なんで跳ね返さねぇんだよ！！」
「ふむ。やはりまだ無理じゃろうな。ワシはちゃんとわかっておったわい」
ヘンテコ男は、なんで跳ね返さないのかと逆ギレし始めた。
ジジィはドヤ顔で、無責任な事を言っては一人納得している。
「…」
私はびっちゃびちゃのままスタスタと、ジジィとヘンテコ男に近づいていく。
そして、ジジィが持つ……お仕置き卒塔婆ちゃんを無言で奪い取った。
それをまるで熟練のバッターのように構えると目を見開く。
「……殺す！！！！！」
ジジィwithヘンテコ男はすごい速さで逃げ出した。
「降りてきなさいよ！！！自分たちより弱い小学生をいたぶる卑怯者共！！！！ジジィ！！絶対児相にチクってやるから！！覚悟しなさい！！！」
「落ち着けA！！とりあえずその危なっかしい卒塔婆を放せよ！な？！」
「ふむ。Aの奴、完璧キレておる」
ヘンテコ男とジジィは、事もあろうか家を囲む無駄に高い塀の上に逃げやがった。
私はお仕置き卒塔婆ちゃんを、バッシンバッシン地面に叩きつけながら塀の上の卑怯者共を睨みつける。
「ふざけんじゃないわよ！！見ただけですぐに出来るわけないじゃない！！風邪ひいたらどう責任取ってくれんの！？慰謝料請求してやるから！！！」
より一層強く卒塔婆ちゃんを叩きつければ、卒塔婆ちゃんはバギィッ！と凄まじい勢いでバラバラになった。
ジジィは、卒塔婆ちゃん！！と…木片になった卒塔婆ちゃんの心配をしていた。
孫の心配しろ。孫の！！
「A。これでわかったじゃろ？」
「はぁ！？分かんないわよ！」
「お前が先程ガマ公に放った呪詛返し。それは限りなく不完全なモノじゃ。見よう見まねの猿真似に過ぎん。だからこそ、修行の大切さを教えたかったのじゃ」
「……口で言いなさいよ！！クソジジィ！！」
キレた私を宥める為。最もらしい事言っとけばいいだろう。というジジィの魂胆が丸見えだった。
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八神はやて - ジョジョが入っている！ (2018年6月29日 18時) (
レス) id: 9488902e63 (このIDを非表示/違反報告)
シロ - 絵が素敵です！ずーーっとｍ思わず見とれてしまうほど・・・ (2016年2月26日 21時) (レス) id: 818f8c7f60 (このIDを非表示/違反報告)
ぼん(プロフ) - こたつさん» こたつさん！こんばんわ^^*お祝いのお言葉ありがとうございます(*´ω｀*)続編も頑張って更新するのでよろしくお願い致しますm(_ _)m (2015年11月8日 2時) (レス) id: 5b2ccc4cc0 (このIDを非表示/違反報告)
こたつ(プロフ) - こんばんは！出遅れてしまいました…続編おめでとうございます！またまた仕事が早いですね！これからも頑張ってください！ (2015年11月8日 0時) (レス) id: 84292a694d (このIDを非表示/違反報告)
ぼん(プロフ) - すうな@不登校になりたいロリショタコンですさん» すうなさん！こんばんわー！ホラー苦手なのですねっ(><)実は私も、ホラーが苦手だったりしますw漫画のホラー系は平気ですが、実写映画は見れません←続きを楽しみにしてくださって有り難うございます！今続編製作中です^^*これからもよろしくお願いします！ (2015年11月6日 1時) (レス) id: 5b2ccc4cc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぼん | 作成日時：2015年10月11日 3時
