【おそ松さん】傷だらけの少女【マフィア松】 (ページ38)

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真実なんてページ38

目の前で焦りに表情の色を変えた航。

航「君に僕は殺せない」

「どうしてそう思うの？」

航「真実を知りたいだろう。どうして両親が死んだのか」

「？……そんなの知ってるけど」

航「いいや、君が知っているのとは違う真実だ。部下は全員死んでしまったが、何度でもやり直せばいい。君が僕についてくるなら教えてあげるよ」

………真実。私が知っているのは私達に内緒でマフィアのボスをしていた両親の座を奪う為に2人の部下だった人が両親を殺したという事くらい

チラリと後ろを見るとおそ松さん達は不安そうな顔をしていた

私が行ってしまうと思っているのだろう

私は航が私に伸ばしている手に自分の手を近づけていく

松「！！」

恐らく誰もが手を取る。そう思ったとき

パァン！と大きく手を弾く音が聞こえた

航が伸ばしていた手を亜優が振り払ったのだ

「真実なんて、今更いらない。私は私と魅羽に自由と信頼と愛をくれるおそ松さん達がいればそれでいい」

そして、サクッという音ともに航は首から大量の血を流して体を冷たくした

「………終わりました」

お「お、おお！じゃあ帰ろうぜ」

そう言っておそ松さんは歩き出した

私は

胸につっかえたままの疑問を感じて頭を悩ませた

そして、ある決意をした