正体 ページ18
全員を片付けるとはぁ…とため息を1つついた
終わった。傷が痛い。服がベトベトする
安息の余地もない
「あーホントにﾀﾋぬかも…」
そう呟くと何か丸い鉄球の用なものが私の背中にあたった。その反動で前に倒れると傷がビキリと痛む
「あ、駄目だこれ……ホントのホントにﾀﾋぬ…」
プルプルしながら精一杯首を動かして背中を見ると十四松さんが乗っかっていた
あの鉄球のような重みは十四松さんの頭か…
十「おねーさんﾀﾋぬのー⁉」
「いや、痛すぎて…そして多分あなたがぶつかってきた事によって傷が開きまし……」
そこである事に気づいた。全員の視線が集まっている事に
？……なんだろ……あれ、なんか…違和感が…
前を見ると黒いキャップが落ちていた
えーと…つまり。あれは私ので……黒髪が出てしまった事により……正体がバレた……
「きゃぁぁぁああぁぁぁぁ⁉‼」
思わず叫んでいた
チ「って、えぇぇぇ！Aちゃんだよねぇ！嘘ぉ！」
お「え、でも目の色が…」
「あっっっ…と…これは…カラコンです」
ト「なるほどね〜…じゃなくてっ！それって認めたって事でいいの⁉」
一「変装してたってこと？」
カ「なんて事だカラ松Girl。俺達に嘘をついていたとは」
「そんな、とんでもない！嘘なんてついてませんよ！あくまでも私は聞かれた事に答えたまでです！」
チ「屁理屈だ！」
「だって、つい昨日まで敵同士ですよね！」
お「そうだね！そうだったわ」
……………………………
カ「ちなみに名前はAで合ってるのか？」
「ええ。改めましてAです」
ト「眼帯は？」
「あー…コンプレックスではありましたし…理由も間違ってはいませんし…ﾏｧﾜﾀｼﾉﾌﾁｭｳｲﾊｳｿﾃﾞｽｹﾄﾞ…」
チ「今すっげー小さな声とカタコトでなんて言った⁉」
「何も問題ありません！」
ト「ホントに⁉」
「大丈夫です！…多分」
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作者名：ぽむ | 作成日時：2019年5月19日 14時
