chapter.209 ページ10
Aの体にある混沌を繋ぎ止めるためのもの
それはあまりに強力で
かつ忍耐力もなければならない
加えてAにはもう一刻の余裕もなく
このままでは2人目の仲間を失うことも余儀なくされてしまうほどの体力
エリザベスやユウナ達の力がなければ
とっくに死んでいた
しかし今
Aは死んでいない
その事実に感謝して
今はただ
彼を救うことのみを考える
マ「団長殿」
メ「なんだ?」
マ「私の考えが正しければだが…」
メ「?」
___
作戦はこうである
マーリンによってAの体の"混沌"を体の一部分に移動させる
腕に集めるのが一番よいとマーリンが言う
次にその腕ごと切り落とし、混沌をその器に移す
女神の琥珀よりも遥かに力のあるものでなければならない
最後にこの器を魔力の湖に投げ込み、混沌ごと湖の養分にすると言うものだ
こうすることで、Aの中の"混沌“を完全に排除することができる
しかし、完全に腕を切り落とすため
腕がなくなることは覚悟の上である
マ「それでもよいか?団長殿?」
メリオダスが少し考えて
メ「とにかくそれしかないんだな?」
マ「あぁ」
メ「…そうしよう。それしかないなら」
その作戦で行くことが決定した
しかし、ここで問題がある
器はどうするのか
この作戦で行くと
アーサーを器にすることができなくなる
アーサーにある混沌とAの中にある混沌は
互いに共鳴している
ただしこの混沌は似て非なるもの
アーサーが取り込めば間違いなく体がもたない
故に取り込ませることができないのだ
なんとかして器を用意しなければならない
バ「どのくらいの強度があればいいんだ?」
バンの質問にマーリンが答える
マ「並の耐久では1秒持って上々なレベルだ。そもそも器自体が破壊されてもおかしくないからな。作り出すというのは至難だぞ」
バ「なるほどねぇ…」
キ「オイラたちの合技ならどう?」
マ「間違いなく無理だろう」
キ「そっか…」
マ「
一同が黙る
その日、結局集めることができず、そのままAの元へ帰った
___
主「ハァ…」
苦しそうなAをみてメリオダスの胸が痛む
親友が苦しんでいるのに
俺は何もしてやれないのか…
その現実がより彼を苦しめた
主「マーリン…」
マ「なんだ?」
この言動が
全てを変えることになる
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YU(プロフ) - 猫築かなめさん» 猫築かなめ様→長きにわたってご閲覧いただがありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。 (2021年5月11日 19時) (レス) id: 414a3925d4 (このIDを非表示/違反報告)
猫築かなめ - 七巻(単位おかしくてすみません)にも渡る長編作品の完結おめでとうございます、これからのさらなる活躍を御期待しております、お疲れ様でした(長文すみません) (2021年5月9日 17時) (レス) id: 8f5697df22 (このIDを非表示/違反報告)
猫築かなめ - 制作初期の頃からこの作品を見させていただいていました!(コメントはないかもしれません,,,)少し遅れてのコメントになりすみません、とても面白く、よく泣けてよく笑える作品でした、ここまでしっかりと書かれた夢小説は始めてみて、読んでいてとても楽しかったです (2021年5月9日 17時) (レス) id: 8f5697df22 (このIDを非表示/違反報告)
YU(プロフ) - 麗音さん» 麗音様→何度もコメント打って頂いてありがとうございました。何とか完結できました。ただ、主人公とメリオダスの合技に関しては、いいのが考えつかなかったので、別の小説(ifストーリーの方)でそちらで出したいと思います。長らくご愛読頂きありがとうございました! (2021年5月5日 10時) (レス) id: 414a3925d4 (このIDを非表示/違反報告)
麗音 - 長い間お疲れ様でした1年半ずっと観させてもらいました本当にお疲れ様でした (2021年5月4日 19時) (レス) id: 49ad020430 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:YU | 作成日時:2021年2月13日 10時