完全無欠は理想を見る 【七.つ,の/大\罪】(男主) season7

last chapter ページ22

メ「プレゼントは何が欲しい？」

ト「伝説の剣」

メ「却下」

主「お前が聞いたのに…」

ゴウセルがトリスタンの元に行き

特別なプレゼントを

ゴ「大罪人と呼ばれた七つの大罪の真実の物語を…」

トリスタンの頭の中に

七つの大罪がこれまで過ごしてきた数多くの出来事が流れ込んでいく

楽しいことだけではなかった

十戒との戦い

仲間の出会いと別れ

そして、数多くの人との関係を深めてきた

その全てが流れ込む

ふとその目には

一筋の涙が伝っていった

＿＿＿

その後

メリオダスとエリザベス、トリスタンの3人で丘へと向かう

メ「よくも本気でい自分の父親を大悪党と信じ込めたもんだ」

ト「教えなかったパパ上が悪いんだ！僕は悪くない！」

メリオダスがあっさりとトリスタンの攻撃を捌く

めげずに攻めていくトリスタン

そんな2人に向かって

エリザベスが声をかける

エ「2人ともお昼よー！」

メ「おう！」

ト「はい！」

鍛錬を終えて

2人は歩いてエリザベスの待つ大きな木の陰の方へと向かって歩いていく

メリオダスが話す

メ「それにしてもお前は一体どんな大人になっていくことやら」

ト「未来のことなんて誰にもわからないよ」

メ「そうだな…でもよ、逆に言い換えりゃ」

ト「？」

メリオダスが空を見上げる

ト「空？」

トリスタンも空を見る

メ「お前の未来は無限に広がっているんだよ。あの空みてーに」

空には無限の可能性がある

子供の可能性は無限大だ

どのようになるのかなど

親でも全くわからないものである

だからこそ

子供とはたまらなく愛おしく

たまらなく可愛らしく

守りたくなるものなのである

トリスタンが否定的に言う

ト「…でもどうせ僕は王様にならなくちゃいけないんでしょ？」

メリオダスが否定する

メ「別に他のものになりたきゃそれでいいさ」

トリスタンに希望が生まれる

ト「ほっ…本当⁉」

そのやりとりを聞いてエリザベスも笑顔を見せる

メリオダスも笑って答える

メ「ハハッ、もちろん聖騎士だっていいんだぜ？」

ただし

トリスタンの夢は違うのだ

聖騎士ではない

彼には別の大きな大きな夢があるのだ

大きな声で言う

ト「それなら、僕もう決まってるよ！」

メリオダスが振り返る

トリスタンはメリオダスの手を繋いで

そして

トリスタンが言う

自分の夢

目標は…

七つの大罪!

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