お説教4 ページ32
あの後…
散々吞み、食べ、騒ぎ
チャンミンは帰って行った
言いたいことを言い合い、喧嘩も多いけれど
結局、Aもチャンミンもよく似ているから
気が合うのだと思う
実際、我が家で僕達と居るチャンミンは良く笑う
きっと、そんな風な空気を作ってくれているのは
紛れもなくAなんだと思う
「はぁ〜…サッパリしたぁ〜」
片付けも終えて、Aがシャワーに入ったのが深夜
寝室でベッドに入ってメールのチェックをしている僕の隣へ
シャンプーの香りを纏ったAが入ってきた
YN「お疲れ様」
「今日はなんだか忙しかったけど
……楽しかったなぁ〜」
もうベッドに横になって、肩まで布団を掛けて僕を見上げるAは
そう言って笑った
僕も携帯をサイドテーブルに置き、いつものようにAの頭の下に腕を入れて
引き寄せながら腕枕をする
YN「朝まで日本にいたんだもんね。
忙しかったね。
どうだった？ツアー」
「楽しかった！お姉ちゃんとお喋りしながらご飯食べたり。
お兄さんも相変わらず優しくてカッコいいし。
あ！そうだ！お姉ちゃんの元カレにあったの！」
YN「瞳さんの元カレ？」
「そうそう！もうお兄さんヤキモチ焼いちゃって凄かったのー！あはは(笑)」
楽しそうに日本での出来事を僕に話すAを見ていると
少しは息抜きになったのかな、なんて
どこかほっとしていた
「たくみ君も、お姉ちゃんと別れてなかったら今頃私のお兄さんになってたのかもしれないね(笑)」
YN「かもね(笑)」
ひとしきり話し終わったのか、Aは静かになった
眠くなったのかと、その顔を見ると
Aの大きな瞳は、何かを考えているかのように天上を見上げていた
YN「A？」
「もし……
ユノが私と出会っていなければ……
ユノの隣には誰がいたんだろうね」
YN「えっ？」
Aと、出会っていなければ…
その言葉に、幾つもの”もし”を考えてみるけれど
どれも僕には想像が付かない
”もし”なんてことを考えることすら、胸が痛くなるほどだ
「年下の可愛いアイドルの子〜？
それとも綺麗な女優さん？
あとは〜…そうそう！美人スポーツ選手とか！」
YN「え？(笑)
どれもピンと来ないなぁ〜」
「ユノ〜？」
YN「ん？」
「ユノは……私がお嫁さんで、本当に良かったのかなぁ？」
YN「っえ……A？」
Aは今何を考えているのだろう
切なそうに天上を見上げているAの横顔を
僕はそっと見つめていた
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裕(プロフ) - KTさん» いつもありがとうございます(*´ω`*)続きも頑張りますね♪ (2018年12月13日 23時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
KT(プロフ) - お疲れさまでした。 まだまだ 続きが 気になります。 旦那さん なんて いいなあ！ (2018年12月13日 19時) (レス) id: 099478d664 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - KTさん» あ、そっか！だからか！(笑) (2018年12月6日 11時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» ノーネガティブ！ (2018年12月6日 11時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
KT(プロフ) - 40歳すぎたら ２０歳離れてる 女と 結婚しても 犯罪には ならないねｗｗ (2018年12月4日 19時) (レス) id: 099478d664 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2018年2月15日 20時
