最強妹12 ページ19
ﾌﾞｫﾝ…
JJ「はい、おわり〜」
「ありがとう」
ベッドの上で前後に並んで髪を乾かしていた
きちんと乾かした髪はサラサラとして
綺麗に輝く
「ジェジュンは髪を乾かすのが上手だから
気持ちよくてなんだか眠くなっちゃう(笑)」
Aの後ろで、ドライヤーのコードをまとめている俺に
振り返ってそう言うと、にっこりと笑った
JJ「じゃあ、ベッドに入ろうか？」
「うん」
Aはドライヤーをバスルームまで置きに行くと
直ぐにベッドルームに戻り、二人一緒にベッドに入った
伸ばした俺の腕に頭を預けると
何も躊躇うことなくしがみついてくる
俺もAに腕枕をすると、直ぐにその体を抱きしめる
それは、俺達が付き合っていか頃からのスタイルで
お互いにそれが一番落ち着く
JJ「A」
「…うん？」
JJ「魚屋の元カレって、斎藤さんだったんだろ？」
「っ・・・うん」
Aの体を抱きしめながら、穏やかなトーンでそう聞いた俺に
Aは少し何かを考えるようにゆっくり返事をした
JJ「久しぶりに会ったんでしょ？」
「うん・・・」
JJ「どうだった？昔と比べて」
「ん〜・・・あんなに凄いお店の社長さんになっていたなんて・・凄いなぁ、って」
JJ「うん」
「沢山・・・頑張ったんだろうなって、思ったよ？」
Aの口調は、昔を懐かしむような
そして、斎藤さんを今でも大切に感じているように俺には感じられて
ちいちゃんから話しを聞いていたから
先入観として、そんなふうに感じたのかもしれないけれど
やっぱり胸の中は穏やかではなくて
沸々とまた嫉妬が湧き上がってくるようだった
JJ「もし・・・俺と結婚してなかったら」
「っ・・？」
JJ「Aは今でも斎藤さんを好きでいたのかな？」
「えっ・・・？」
俺の言葉に顔を上げたAは
俺の腕の中で不思議そうに俺を見上げる
そして
「ジェジュンと結婚してなくても、私はずっとジェジュンのファンのままいたと思うよ？
遠くからずっとジェジュンに片想いしながら。
ふふっ(笑)」
JJ「っ・・・」
”キム・ジェジュンの歌が、お姉ちゃんを救ったの”
俺に向かい微笑むAを見つめながら
ちいちゃんにさっき言われた言葉を思い浮かべていた
あぁ…多分、Aは本当にそう思っているんだろうな
そこに冗談も嘘も無いんだろうな
そんなふうに思えた
…出会えてよかった
俺の歌がAの心に届いてくれて
…本当によかった
心から、そう思った
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裕(プロフ) - KTさん» いつもありがとうございます(*´ω`*)続きも頑張りますね♪ (2018年12月13日 23時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
KT(プロフ) - お疲れさまでした。 まだまだ 続きが 気になります。 旦那さん なんて いいなあ！ (2018年12月13日 19時) (レス) id: 099478d664 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - KTさん» あ、そっか！だからか！(笑) (2018年12月6日 11時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» ノーネガティブ！ (2018年12月6日 11時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
KT(プロフ) - 40歳すぎたら ２０歳離れてる 女と 結婚しても 犯罪には ならないねｗｗ (2018年12月4日 19時) (レス) id: 099478d664 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2018年2月15日 20時
