嫁VS仕事2 ページ2
翌日、いつものように仕事へ出かけ
分単位のスケジュールをこなして帰宅した
時間はもう深夜で
きっとこの時間ならAもパジャマ姿で僕を出迎えてくれるのだろうと
いつものように自宅のドアを勢いよく開けた
YN「ただいま〜」
しかし、玄関にはAはやっては来ず
ソファで寝てしまったのかもしれないと
何も気にせずにリビングへと向かった
ｶﾞﾁｬ
廊下からリビングへの扉を開けると
ソファに姿勢を正して座るAの姿
YN「起きてたの？ただいま〜」
バッグを置いてソファのAの元へと向かうと
テーブルには、昨夜僕がAに貸したドラマの脚本が置いてあった
YN「あ、読んだ？脚本。面白かったでしょ〜(笑)」
Aの座る直ぐ隣に腰を下ろしながらそう何気に聞くと、Aは僕を無言で見つめた
YN「…。どうしたの？」
Aはにこりともせず
なんだったら怒っているようで・・・
…えっと〜
ﾎﾟｸ、ナンカシチャッタ？
一瞬で近々の記憶を呼び戻すけれど
何も思い当たるものは無く
恐る恐るAの顔を伺いながら、再度問いかける
YN「なにか・・・あったの？」
するとAはやっと口を開いた
「聞いてないわよ」
YN「えっ？」
いつもより低い声…。
Aが本気で怒っているときの声。
僕の背筋が凍っていく
「こんな濃厚なベッドシーン。
そんなのあるなんて、聞いてない」
YN「っ！？」
確かに・・・言ってない。
何故なら、こうなることは感じていたから。
あぁ・・・僕
なんでAに脚本貸しちゃったかな〜・・・
「最後にヒロインとやっと結ばれるってことろ！
どうしてそこにそんなリアルなラブシーンが必要なわけっ！？
おかしいわよっ！ゼッタイお・か・し・いっ！」
YN「……。」
全体の流れからして、そこのラブシーンはおかしくは無い
むしろ必要な物だ
恋い焦がれて、やっと最後の最後でヒロインに触れることが出来た主人公の気持ちを考えたとき
僕が脚本を書いてもこう書いたと思う
そして、それが最初で最後の彼女との愛しい時間で
主人公はその一瞬を胸に、自分の人生を歩んでいくんだ
YN「でも、実際現場ではまた違った感じになるかもしれないし…」
そう
実際、台本になってみて変わることもある
事務所的にNGが出ることも
YN「本ではこんな表現でも、実際は…」
「イヤッイヤッ！！ゼーッタイに！イヤッッ！！」
Aは顔を真っ赤にして叫んだ
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裕(プロフ) - KTさん» いつもありがとうございます(*´ω`*)続きも頑張りますね♪ (2018年12月13日 23時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
KT(プロフ) - お疲れさまでした。 まだまだ 続きが 気になります。 旦那さん なんて いいなあ！ (2018年12月13日 19時) (レス) id: 099478d664 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - KTさん» あ、そっか！だからか！(笑) (2018年12月6日 11時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» ノーネガティブ！ (2018年12月6日 11時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
KT(プロフ) - 40歳すぎたら ２０歳離れてる 女と 結婚しても 犯罪には ならないねｗｗ (2018年12月4日 19時) (レス) id: 099478d664 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2018年2月15日 20時
