春の一コマ その3 side光 ページ7
今日から新しい学校、新しいクラス!どんな人達がいるのかな?
『We'Ares』好きな人がいるといいなあー。中学ではボクと同じ趣味の人いなかったからね。
うーん、それにしてもボクの隣の人まだかなあ、もう始業時間近いのに。
名前…Aさん?女の子かな?かわいい子だとうれしいなー。
あ、峰岸君?って人も来てないみたい。二人ともどうしたんだろう?寝坊?
ガラッ
「ようやくついたぁ…」
お?誰か来たみたい。女子生徒…ってことはAさんかなあ
キーンコーンカーンコーン___
っと、チャイムなっちゃった。Aさんと少し喋りたかったのにー
…先生遅いなあ。なんか皆、先生の乗ってる電車が止まったとか言ってるよ。
うーん、ヒマだなぁ。『We'Ares』の動画は今朝見てきたし…二週目しようかな?
Aさんはなにしてるのかな、ヒマそうならおしゃべりを…
ん?動画見てるみたい?どんな動画見てるのかな?
っえ?!も、もしかしてAさん『We'Ares』の動画みてる?!
「ねぇキミ!!その見てるのってもしかして『We'Ares』?!」
「うぇあ?!」
なに今の…奇声?悲鳴?ど、どちらにしろびっくりさせちゃったかな?
「あ、いきなりごめんね?ボク、最中 光!それよりねぇねぇねぇ!それってもしかしなくても『We'Ares』の動画だよね?!」
「う、うん、さっき投稿されたやつ。えーっと…最中君?も『We'Ares』好きなの?」
最中君『も』ってことはAさんも『WE'Ares』好きなの?!やった!!
「そう!!ボク、『WE'Ares』の狼探しシリーズ好きなんだぁ!キミはどのシリーズが好き?!あ、あと呼び方、光で呼んでー!」
「え?!光君も狼探し好きなの?!私も!!あ、あと私、あのシリーズ好き!あの___」
「あー!!わかる!!あ、それなら、あのシリーズとかも___」
「私あの動画のあのシーンすっごい好きで___」
「ボクはあのシーンが___」
「それで!やっぱしあの動画では_」
ガラガラッ
「すまん!!遅れた!!」
えー?!先生今来ちゃう?!
ちょうどいいとこだったのにー!!
「あー…。先生来ちゃったし、またあとで話しよー?Aちゃん。」
「そうだねー。いやぁ、『We'Ares』好きな人初めて見たからうれしいわぁー!」
「ボクも!!みんな別の人の動画見るからさー…」
「出席とるぞー。相川ー、井ノ谷ー、___」
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:とうふけいじょし@めんつゆがけ | 作成日時:2019年6月9日 20時