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あれから一ヶ月。
待っても待っても由実は来ない。何故だろう?と本気で疑問を抱え始めた。
「なぁ。」
由実の事を聞こうと健太に声をかける。
「ん?」
他のクラスメイトとも普通に話せるようになった。
…陽と陰の狭間だけど。
「由実ってどうしたの?暫く来ていないけど。」
すると健太は少し細い目をこれでもかというほど開き…
「_は?事故で入院したんだろう?」
…と、衝撃の事実を口にした。
その時僕は、
…僕が休んでいる間に。
と一人、衝撃を受けた。
頭に響くのは、健太の「事故で入院した」という言葉だった。
僕は一人、その場から動けなくなった。
どうして?という疑問。それと同時に襲いかかる、もし彼女が死んでしまったらという恐怖。
_あぁ、救ってもらった相手が一番辛い時に、救ってあげられないだなんて。
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作者名:留凜香 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=purinkami
作成日時:2021年6月5日 10時