僕が生きる理由白紙の小説 (ページ4)

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それからどんどん、由実と仲良くなっていった。

いつも、他愛もない話をしたり、遊んだり。

今日も、

「おはよう」

と、いつも早く来る彼女からされる挨拶を珍しく僕からする。

「おはよぅ…眠い。」

返ってきた挨拶はなんだか気が抜けてて、眠たそう。

「寝坊した？」

「うん…」

意外と彼女、おっちょこちょいなのだ。

でも、そんなところも可愛い…

ってなにを考えているんだ僕は。

「悟君？」

「あっ。いや。なんでもないよ＿」

そんな風に、

ずっと二人で話していた。

でも、体調不良で僕は暫く休んだんだ。

そして、元気になった頃、学校に行くと…

由実は休みだった。けど、先生は、

「今日は、健太さんが休みでーす。」

由実もいないのに…

由実、まだ慣れていないからかな…

体調、悪くしたのかな…

あ。もしかして、また寝坊とか？

最近、僕は考えが明るくなった。
由実が、明るくしてくれたんだとわかった。

けれど、待っても、待っても由実は来なかった。

あー。由実の家教えてもらえたら、お見舞いにいけたのになー。

せめて、お菓子でも渡せたのに…

と、今更ながら後悔している。
後悔の内容も、日に日に明るくなっていく。
別に、楽しくって後悔しているわけではない。ただ、後悔がなんだか、なんだか少し馬鹿らしくって。

皆みたいに、なれていっている気がする。