僕が生きる理由白紙の小説 (ページ2)

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中休み一人で、こっそりと屋上に忍び込んで、飛び降りようと考えた。

でも、死ぬ理由すらわからなくって。

＿別に死にたくもなくて。

僕は何の為に生きているのかな。

小説とかじゃあ、さっきみたいに

「奇跡でも、起きてくれないかなぁ。」

って言ったら神様とか、誰かが助けに来てくれる。
でも、現実はそう甘くない。

しかし、そんな僕にも娯楽くらいはあって…

今日の四時間目の社会。

僕が好きな教科だ。

社会では、戦争について学んだ。

前に学んだ憲法と絡めながら。

隣に誰もいない席で話を聞く。

日本国憲法…これができているだけで
『奇跡』なんじゃないか。と考える。
戦争が無いのもこれのおかげ。

それでも奇跡を求めるなんて…強欲だな。
こんな事を考える僕だが、

別に僕は虐待されたりしていない。親は普通にまぁ怒ると怖いが優しい、一般家庭の一般人だ。

別に大した苛めもないし、巷でいう陰キャってやつで、周りに同じ陰キャが居ないだけ。

陽キャの人間には近づきづらい。

苦手意識しかないので、つまりは自分と同類もいないし、別類に関わろうとしない臆病者ってことだ。

そして、帰りも僕は皆と方向が違うから一人。関わろうともしないし、関わる機会すらないのである。

僕はどうして陰キャなんだろう。
陽キャだったら、皆と同じでいれたかもしれないのに。

＿この考え、実は後々取り消す事となるんだけど、まだ僕は知らないんだ。