木兎の弟は稲荷崎のリベロ２ (ページ11)

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わかってるよね？ページ11

監督「お前たち、もちろんわかってるよな？
　春高の前に期末テストがあるって。」

双子の視線が泳いでいる。

監督「赤点一つでも取ったら、試合には出さへんからな？」

監督がニコニコして双子を見ている。

侑・治「……。」

監督「以上。解散！」

アラン「あかん！不安や！」

北「何も焦ることないやろ。
　普通に授業受けとったら、赤点なんて取ることないで。」

正論パンチを食らった。
→双子に大ダメージ
アランにもダメージ

北「もちろん授業中、誰も寝てないやろうな？」

北さんニコニコしてるけど、圧がすごい。

侑・治(ギクッ…。まあ、一夜漬けでなんとかなるやろ。)

北「一夜漬けでなんとかなるとか思ってるやつ、
　まさかおらんよな？そんなんやっても意味無いで。」

とどめの正論パンチを食らった。

侑・治(グッ…。)

→双子のHPは、ゼロになった。

双子は毎回、赤点ギリギリのライン
倫太郎と俺は、平均よりちょい高め
銀は、平均

アラン「せや！今からコツコツ勉強しとけば、
　テストなんて何も心配せんでええねん！」

侑・治「アランく～ん！！」

アランくん、勉強教えてや～～！！
アランさんに双子が泣きついていた。

アラン「お前らの世話は無理や！
　同じ学年で助け合えばええやんけ！」

うわ…。飛び火が…。

侑・治「スナ～！A～！銀～！」

俺たち３人に、タックルしてくる勢いだったから、上手く避けた。

グヘッ！

双子は綺麗に転んだ。

角名「ねえ、どうする？」

「え、めんどくさい。」

銀「せやな。」

「…逃げよう。」

光の速さで３人は着替えて、
ダッシュで逃げたが、双子に捕まった。

いつもケンカしてんのに何でこういう時、仲いいの？
意味わからん…。

今度ご飯を奢るということで、交渉は成立した。