◇中途半端はNG ページ27
キヨカ>一つだけ質問するけど・・・・・3人は本当に、ユキジのことが好きなの?
ヒ・ハ・ム>・・・?
ハルキ>どういうことだ?
キヨカ>本当にあの子が好きなら、中途半端な想いでいるのはNG。ユキジはまだ、父親の罪を背負う気でいるから。
ヒカル>なっ・・・!?
キヨカ>きっと一生背負い続ける。だからこそ、あの子と付き合うなら覚悟がいるの。罪の意識を無くさせるか、共に背負うか・・・・・そのどちらかの覚悟が。
ヒ・ハ・ム>・・・・・。
キヨカ>今日はそれを言いたかっただけ。私も、ユキジには辛い思いはもうしてほしくないから。
まるで忠告と言わんばかりの言葉を残し、キヨカは先に寮に戻って行った。
残った3人はしばらく無言でいたが、そのまま解散して行った。
〜港〜
ヒカルとハルキと無言で別れた後、ムラクはひとり港に来て海を眺めていた。
≪ムラク≫
ユキジと初めて会ったのは、建設中のギガントの壁防衛の時だった。
もっとも、あの時はLBX越しにだったが・・・。
ウォータイムが終わってから、校門でアラタとユキジを待っていた。
会ってみたかったからだ。俺のガウンタ・イゼルファーに初めて傷をつけたヤツらに・・・。
アラタには屋上で一度会っていたようだが・・・・・迷子になったアラタとは。
噂は聞いていたが、初めて会ったユキジは俺がイメージしていた彼女とは少し違った。
見た目からして噂通りの冷静沈着なヤツかもしれない、とは思った。
だが、何かを秘めているような深く鮮やかな緋色の瞳が何よりも先に目に入った。
とても同い年の少女がするような目だとは思えなかった。
ユキジを見た瞬間、他の女生徒とは違う何かを感じ、そこが気に入った。
もちろん、LBXプレイヤーとしての彼女も気に入った。だからこそ、俺はあの時あんな事をしてしまったのかもしれない。
そこから事あるごとに彼女と関わることが増え、ウォータイムの時も彼女の戦闘に目が行くことも増えてきた。
そんな中、俺はユキジがどんな人間かを知ることとなった。
だが極秘となっている情報が多く、あまり詳しいことは分らなかった。
俺が知ることが出来たのは、伝説のLBXプレイヤー・レックスこと檜山蓮の娘だと言うことと、父親が起こしたある事件が関連し彼女が誰かから狙われているということだけだった。
それだけの情報にも関わらず、敵であるはずのユキジを守りたいと思った。
ジェノックとしての彼女ではなく、一人の少女としての彼女を。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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れいな(プロフ) - コメント失礼します!初めから読みました!ハルキ推しなので気になります! (2020年3月25日 3時) (レス) id: 24304f577c (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - 期待しています 輝け進め 楽しみにしてます、 (2018年3月25日 22時) (レス) id: 584c5fbe86 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - ムラクルートもう読める状態なんですか (2018年3月25日 22時) (レス) id: 584c5fbe86 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪向日葵 - はじめまして、ミカサさんの作品は1から読んでます。貴方の作品を読んで私は明るくなりました感謝してます。また帰ってきてください! (2017年12月23日 12時) (レス) id: 32b9ad8a80 (このIDを非表示/違反報告)
夢月花(むつきはな) - はじめまして、夢月花(むつきはな)といいます。ミサカさんのダン戰作品はずっと読ませてもらってます!!続きを楽しみに待っています!! (2017年8月14日 21時) (レス) id: e5a665e7f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミサカ美琴 | 作成日時:2013年12月26日 17時