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涼「おはようございます先輩」
『あ、お、おはよう』
何とか平然を装えてると思う。八乙女さんにも会わなかったし、目覚めの悪さ以外は割とついてるかもしれない。
涼「そんな目泳がせて、まさか俺の事意識してます?」
目を細めて馬鹿にしたように笑う山田くんを見て前言撤回。
やはり最悪の一日でした。
それだけで終わらずその後のランチは3回以上は必死に断ったのに、私の腕を無理矢理引っ張る山田くんに逆らえず焼肉ランチに連行された。
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席に着くなり突拍子もない質問が降ってきた
涼「面倒なんで単刀直入に聞きますけど、」
『何…?』
涼「先輩ってあの幼なじみさんと一緒に住んでるんですか?」
『ぐっ、』
思わず少し固めのお肉を一気に飲み込んでしまった。昨日から何を言い出すんだこの子は。
『なんで…?』
涼「や、昨日"先家いってて"って話してたんで」
『あぁ、いや。住んではないんだけどね近所に住んでて合鍵交換してるの。それだけだよ』
涼「……へぇ、羨ましい。」
その言葉に思わず目を逸らした。
昨日の告白のせいか、いや、100パーセントバッチリ絶対に確実に昨日の告白のせいで山田くんの口から出る言葉が一つ一つ心臓を痛めつける。
涼「なーんか、」
『……?』
涼「すげえ嬉しい、俺のせいで動揺してる先輩見るのとか俺のせいで先輩が困ってるのとか。やべえ、」
『…ドS、』
涼「ふは、今更ですか?笑」
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こんなに真っ直ぐに気持ちを伝えてくれる山田くんに何も言えない、言ってあげられない自分が凄く嫌だった
私だって真っ直ぐ伝えてみたい、
いつか誰かに本当の気持ちを…伝えてみたい。言葉にしてみたいんだ。
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すみこ(プロフ) - mioさん» 本当です!いつもありがとうございます!頑張ります〜! (2020年6月29日 10時) (レス) id: f6ad1ac4b2 (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - えぇ!!ほんとですか!そんなこと言ってもらえてすごく嬉しいです!私もすみこさんの書く小説に癒しをもらってます!ありがとうございます!^ ^本当に嬉しいです!この先もまたどうなるのか楽しみにしてます!! (2020年6月28日 1時) (レス) id: c782ac2cd1 (このIDを非表示/違反報告)
すみこ(プロフ) - mioさん» mioさん!いつもありがとうございます!もはやmioさんのために書いてると言っても過言でないくらい支えられています…ありがとうございますほんとに! (2020年6月28日 1時) (レス) id: 1ff5137d9b (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - いや〜、もうほんと好きです!もうほんとに好き、この言葉しか出てこないです笑なんて言うんだろうなぁ…。ニヨニヨが止まりません笑これからも楽しみにしています! (2020年6月21日 0時) (レス) id: c782ac2cd1 (このIDを非表示/違反報告)
すみこ(プロフ) - mioさん» mioさん!ありがとうございます、近日中に更新したいと思います長らくお待たせしてすみません!焦れったいお話好きなんです…笑笑 (2020年4月17日 17時) (レス) id: 1ff5137d9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すみこ | 作成日時:2020年2月16日 18時