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光「そんなことあるよ、ちょっと止まって」
言われるがまま立ち止まると、八乙女さんの綺麗な手が私の前髪の下を通っておでこに触れた。…触れた？………え？
光「熱は無さそうだね。」
えぇぇぇえええええ、！！！
『な、なにするんですか、！』
光「…?!あ、いやごめんなさい、つい」
おでこに触れていた手は慌てた様子で離れていった。
「熱は無さそうだね」って本当に心配してくれただけなのに。私が変に意識するから八乙女さん困った顔してる。
もう触れられていないはずのおでこがやけに熱い。
ていうか。
『ついって、』
ついって……ずるくないですか。
天然で気まぐれでドキドキさせるんだもん。
八乙女さんはずるい。
光「ごめんね？嫌だったよね。」
『あ、ううん。違うの…嫌じゃないの、むしろ良かったっていうか…いやそういうんじゃなくて。えっと』
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恐る恐る八乙女さんの方を向くと
八乙女さんはグーで口元を隠して笑っていた。
光「…それなら良かった。」
あまりにも嬉しそうに笑うから、なんて返事をしたらいいのか分からなくなった。
光「今日ねいつもより1本早い電車に乗ったの。」
『…うん？』
笑っていた八乙女さんが突然話し出した。
光「それで、Aさん見つけたんだけど。話しかけられなくて。駅ついてさっきやっと声掛けれてね〜。今すっごくドキドキしてる。」
『…へ、？』
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光「…………Aさんは、ドキドキしてる？」
八乙女さんの不安そうな顔にすら、ドキドキしてしまっている私がこんな状況で正常に会話ができるわけもなく。
誰もが予想した通り黙り込んだまま、下を向いてしまった。
光「や……ごめ、何言ってんだろね。やっぱりなんでもない。…あ残業、今日はしちゃだめだよ、」
たまにみる、あの困った顔で優しく微笑んだ八乙女さんは足早にオフィスに消えていった。
「なんでもない」なんてずるいと思ったけど、俯いたままの私だって相当ずるい。
なんでこういう時言葉が返せないんだろう。
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すみこ(プロフ) - mioさん» 本当です！いつもありがとうございます！頑張ります〜！ (2020年6月29日 10時) (
レス) id: f6ad1ac4b2 (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - えぇ！！ほんとですか！そんなこと言ってもらえてすごく嬉しいです！私もすみこさんの書く小説に癒しをもらってます！ありがとうございます！^ ^本当に嬉しいです！この先もまたどうなるのか楽しみにしてます！！ (2020年6月28日 1時) (レス) id: c782ac2cd1 (このIDを非表示/違反報告)
すみこ(プロフ) - mioさん» mioさん！いつもありがとうございます！もはやmioさんのために書いてると言っても過言でないくらい支えられています…ありがとうございますほんとに！ (2020年6月28日 1時) (レス) id: 1ff5137d9b (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - いや〜、もうほんと好きです！もうほんとに好き、この言葉しか出てこないです笑なんて言うんだろうなぁ…。ニヨニヨが止まりません笑これからも楽しみにしています！ (2020年6月21日 0時) (レス) id: c782ac2cd1 (このIDを非表示/違反報告)
すみこ(プロフ) - mioさん» mioさん！ありがとうございます、近日中に更新したいと思います長らくお待たせしてすみません！焦れったいお話好きなんです…笑笑 (2020年4月17日 17時) (レス) id: 1ff5137d9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すみこ | 作成日時：2020年2月16日 18時
