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次の日の朝やっぱり慧は居なかった。
思えば幼なじみって類にたまたま入っていただけの私たちの関係はそれ以上でもそれ以下でも、結局のところは何でもなくて



昔から慧が何を考えているか分かったことなんて1度も無かったのかもしれない。




ただなんとなく他人より慧のことを分かっているようなつもりでいて、そういう存在で居たかっただけなのかもしれない。何も知らないくせに



だから、あの時、、敵意を向けられたのかもしれない。



.






.





「お前さぁ、慧のなんなの?」




そんなこと、私が聞きたい。そう言ってやりたかった。大人になった今でも全然分かんない。そういってやりたい。



あの子のこと、どうしても忘れられないや。
あの子の放った言葉。全部正論で胸に突き刺さって、この歳になってもまだ胸を張って歩けないや。




あの子のせいじゃないけどさ…自分の気持ちすら自分で分からない大人になっちゃったなぁ
















ぼーっとする頭で駅から会社までの道を歩く。



今日はやけに風が冷たい、冬、いつ終わるかな。季節の終わりってなんだろう。



そんなどうでもいいことを考えていないとおかしくなってしまいそうなくらい、高校生の時のあの記憶は私の心の深いところに突き刺さっている。




.




.




そんな時、



「おはようございます、」



優しくて、暖かくて心に染みる
そんな声が聞こえた、多分私はずっとこの人の声が聞きたかったんだ。今朝からずっとずーっと求めてたんだ。



『お、おはようございます…。八乙女さん。』



ぼーっとしていてもすんなりと耳に入ってくる八乙女さんの声。
八乙女さんの優しい笑顔と、妙に落ち着く声と、それから



光「どうした?顔色悪いけど具合悪いの?」



そう。この温かさ。
ずっとこの優しさに包まれたかったんだ。



『ううん、全然大丈夫』



光「とかいって。全然大丈夫じゃなさそうですけど。」



『そんなことないよ』

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設定タグ:八乙女光 , 山田涼介 , 伊野尾慧   
作品ジャンル:恋愛
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すみこ(プロフ) - mioさん» 本当です!いつもありがとうございます!頑張ります〜! (2020年6月29日 10時) (レス) id: f6ad1ac4b2 (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - えぇ!!ほんとですか!そんなこと言ってもらえてすごく嬉しいです!私もすみこさんの書く小説に癒しをもらってます!ありがとうございます!^ ^本当に嬉しいです!この先もまたどうなるのか楽しみにしてます!! (2020年6月28日 1時) (レス) id: c782ac2cd1 (このIDを非表示/違反報告)
すみこ(プロフ) - mioさん» mioさん!いつもありがとうございます!もはやmioさんのために書いてると言っても過言でないくらい支えられています…ありがとうございますほんとに! (2020年6月28日 1時) (レス) id: 1ff5137d9b (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - いや〜、もうほんと好きです!もうほんとに好き、この言葉しか出てこないです笑なんて言うんだろうなぁ…。ニヨニヨが止まりません笑これからも楽しみにしています! (2020年6月21日 0時) (レス) id: c782ac2cd1 (このIDを非表示/違反報告)
すみこ(プロフ) - mioさん» mioさん!ありがとうございます、近日中に更新したいと思います長らくお待たせしてすみません!焦れったいお話好きなんです…笑笑 (2020年4月17日 17時) (レス) id: 1ff5137d9b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すみこ | 作成日時:2020年2月16日 18時

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