第49話 ページ50
そのころ、月詠の方では
百華1「殺れぇぇぇ!!」
百華はクナイを飛ばすが、月詠は全く反撃しようとはしない、ただ一方的に攻撃を受ける。
顔がかすれ、太ももにクナイが刺さる
百華2「なぜ反撃しない!なぜ黙って打たれるままでいる!」
月詠「ワッチが主等を殺す権利はない。今までワッチは吉原を守るため主等と共に掟を犯す者を裁いてきた。時に吉原から抜け出そうとする女たちを、時に客のとれなくなった女たちを。そんな所業を重ねてきたワッチも、掟にそむきながら己だけのうのうと生き残れるとは思っておらん。殺すがいい、ワッチを。だが時間は稼がせてもらう」
百華1「おのが身を挺して族を守るというのかぁぁ!!!」
また数本のクナイが飛ぶ
できるだけのガードはしているが・・・
顔がまたかすれて、髪留めが取れた
腕にクナイが突き刺さり持っていたクナイが床におちる
その時、クナイが飛んでくる。
腹や胸に突き刺さって血が出でている
月詠「ワッチは何も守ってなどいなかった。ワッチが守ってきたのは、日輪でもこの町でもない・・・自分の檻」
血を吐き座りこむ
月詠「吉原に檻を張ったのは誰でもない・・・ワッチ等じゃ。鳳仙を恐れるあまり、変わることも、変えることもせずに、すべてをテイカンし、おのが心に檻を張ったんじゃ。己の身のかわいさゆえに、檻に閉じこもり、その檻を必死に守っておったのじゃ・・・吉原を守る、日輪を守る・・・すべてはいい訳。ワッチは・・・己の臆病さを隠すために日輪を利用したんじゃ、何にも変わっちゃいなかった・・・
【本当の不自由ってのはね、自分で心に檻を張っちまうことさ】
ワッチャ・・・あのころから何も変わっちゃおらんたった
【死ぬだなんだわめいて逃げ回ってる暇があったら檻ん中で戦いな、てめぇと】
日輪・・・ワッチはもう逃げん・・・檻を破るためにたたかう・・・!!
【背筋しゃんと伸ばしてお天道様真直ぐみていきてかにゃぁならねぇんだ】
最後の最後まで・・・太陽に向かって真直ぐにたち続ける!!!」
百華1「殺れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
そして目を瞑った
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hitが・・・やっと50に行った・・・!!
そして続編を作ります!!
物好きな方はみてくださいねw
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アキコ - 16話の1人のところが11人になってますよ^^ (2013年10月9日 12時) (レス) id: 4b0e4472ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:奈緒 | 作成日時:2012年8月12日 5時