第40話 ページ41
ガラッ
??「まぁ、アンタカメキチんとこのカムロだね?またあの女と喧嘩したのかい?あれは下の物に当たり散らす嫌な女だからね。腹が立つのもわかるが。アンタも姉様に逆らってばかりじゃそのうち殺されちまうよ?ここは子供にだって容赦ないからね
そんなフテブテしい顔してるから目ェ付けられちまうんだよ。かわいい顔してんだァ少しは笑ってみな?いったい何がそんなに気にくわないんだい?」
月詠「殺したきゃ殺せばいいんじゃ。この牢獄にいたらワッチもおまんらみたいに死んだ目になっちまう・・・物になり果てるぐらいなら、ワッチャ殺される方がましじゃ!」
??「牢獄ね・・・アンタ、上に行けば自由になれるとでも思ってんのかい?アンタみたいな奴はね、どこいったって自由になんてはなれやしないよ。所詮人間なんザァシキュウって檻に入れられたエテコウさ
地上もかわりゃぁしないよ。広いか狭いかの話さね。織が狭いだなんだふてくされる奴はそりゃぁ不自由だろうさ、鉄格子見つめつだけの生活してんだから
ほんとの不自由ってのはね自分で心に鬼を張っちまうことさ
死ぬだなんだわめいて逃げまわってる暇があったら降りん中で戦いな。テメェと。その五月蠅いエテコウがいなくなりゃぁ少しは檻も広く感じるさ」
女の目は死んでいなかった
男1「おいちょっと聞いたかい、遊女同士が通りで殴りあいの大喧嘩だってよ。日輪がカメキチに喧嘩売ったってボコボコだぜ」
男2「おぉ〜、怖い怖い。またなんだって。気に食わないことでもあったのかい。」
男1「知りゃぁしねぇよ、遊女の考えるこのなんザァ・・・」
ガラッ
スッ
日輪「待ちな。摂関部屋に食事なんてはこんだらアンタも摂関されるよ」
月詠「勘違いするな。これは昨日、お前がおいていったものじゃ。お前等の握った飯なんてまずくて食えやしんせん。お前の物を返しただけじゃ。ワッチはなにも悪いことはしていない」
日輪「そうかい。私しゃぁ握り飯作るのこんなにうまかったかね。ちょいとこっちに来て食べさせてくれないかい?手が使いないんだ。」
月詠「・・・いいの?」
日輪「かいましないさ。カムロは姉様の世話をするのが仕事だ。今日から私がアンタの姉様だ。」
常夜の闇の中にいたワッチに小さな太陽ができた。
ワッチだけじゃない。しんだような目をしていた女達もあの女の陽気な笑顔に触れるときだけはみな自然と顔がほころんだ
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アキコ - 16話の1人のところが11人になってますよ^^ (2013年10月9日 12時) (レス) id: 4b0e4472ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:奈緒 | 作成日時:2012年8月12日 5時