ボクノハナシ

ニンギョウノハナシ　4 ページ6

『神様』と出会って30分後ようやく名前が分かった。あとついでに『生徒会長』さんの名前も。
　ちなみに名前の漢字が分からなかったのであとで2人に教えてもらった。これぞヤサシイセカイ←





？「ちょっト、奏汰にいさん！タオルで拭かないまま来ると､廊下が濡れて滑っちゃうデショ！」


奏汰「む〜だって、せっかく『ぷかぷか』できたのに『むだ』になっちゃうじゃないですか」
？「ほら、タオル持って来たから拭いてあげるヨ」
奏汰「え〜…『なっちゃん』きいてましたか〜？……うわぁ！そんなに『ごしごし』されると、あたまが〜！」


うわーなんかおもしろい図だなぁ。
　呑気にこの光景を眺めていると、隣で朔間さんが笑い始めた。
　

零「………なんか…『なつめ』が……お母さんみたい…で…！」
？「……どうしてそうなるノ、零にいさん？」
零「…『なつめ』……ママ…！」
？「ちょっト……」


どうやらこの可愛い子は『なつめ』というらしい。なるほど、『なつめ』くんか〜。


A「話遮ってごめんだけど、『なつめ』ってどういう漢字書くの？」
？「エッ？……まずまず君誰？名前を聞くトキ、まずは自分から名乗るって教わらなかっタ？」


………この子頭いい。でもネクタイの色からして年下だと思うけど…。


A「あ、『あなたの名字A』ですー。よろしくー」
夏目「軽いナ……。ボクは『逆先夏目』。Aねえさんの一年下。よろしくネ」


　自己紹介が終わったあたりでニコニコしながら見守っていた深海さんと朔間さんが今度はニヤニヤしながら話しかけてきた。


奏汰「うわぁ！『なっちゃん』と『A』さんが『なかよく』なりましたね〜」
夏目「……別に､自己紹介しただけデショ？」
零「いやいや、『ねえさん』なんて付けて仲良くなりて〜んじゃね〜の？」
夏目「えっ別ニ…………」


あっこの子いじられ役なんだ(察し)
　こうして見ると、やっぱり末っ子なんだなぁ……。

















零「もしかしてこれさ、五奇人全員集合する感じ？」








A「……………えっ？」
　


　

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