影山飛雄の双子の姉は青葉城西高校排球部のマネージャーです【2】 (ページ6)

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私と岩泉さんが及川さんのことをスルーしても及川さんは何も言わなくなった

…慣れたのね。それもそれでどうかと思うけど

その後も三人で少し話をしていたら高校に着いた

話しているとあっという間だな

及川「よーし！着いた！」

岩泉「俺たちより先に誰か来て鍵開けてくれたみたいだな」

鍵は既に空いているのね

なら着替えをしなきゃ

及川「よーし！じゃあ始めるよー！」

部員「おーす！！」

よし、私も仕事するか

仕事にもだんだん慣れてきて手際が良くなってきた

岩泉「影山、結構慣れてきたな。」

桜空「そうですね。お陰様で」

岩泉さんとそんなことを話していたら及川さんが話しかけて来た

及川「岩ちゃんってばー！飛雄も居るのに影山呼びなの？紛らわしくない？」

岩泉「あ？別にいいだろ」

及川「いやいや！そこは桜空ちゃん♡って呼ぶんだよー！」

岩泉「…お前は俺を何だと思ってるんだ」

及川「あらー！岩ちゃんにはハードル高いのかー！なら仕方ないね☆」

岩泉「あ゛ぁ゛？」

及川「怒んないで！」

何やら二人でじゃれ合っているようだ

別に影山でも桜空でも好きなように呼んで下さいって感じなんだけどね

岩泉「おい、"桜空"」

桜空「はい」

岩泉「これ、体育館の倉庫に置いてくれないか？」

桜空「分かりました。置いて来ます」

岩泉「サンキュー」

それから岩泉さんは私のことを桜空と
呼んでいる

岩泉さんに影響されてか他の部員の人たち(国見以外)も私のことを桜空と呼ぶようになった

国見は影山さんと呼んでいる

別に「影山」と「影山さん」の区別はつくだろうってね

国見らしいよね

そんなこんなで私もすっかり部活に馴染めてきた

馴染めてきて良かった