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陸拾参. ギルドの刺客 ページ14

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【国木田 視点】









何とかギルドの二人から解放された後。






国「谷崎、大丈夫か」

谷「…はい」



国「あの二人はきっと列車に乗ったはずだ、安心しろ」

谷「…そうですよね、」





電話を取り出し、太宰にかける。






太『はいはーい』

国「当初の予定通りだ。駅に向かってくれ」


太『了解。二人とも無事?』

国「ああ、無事だ」

太『それはよかった』





通話が切れる。





…それにしても、あの黒髪の男。



彼奴の異能は一体なんだ?

銃弾が効かなかった上に、あの触手のようなもの。



…Aさんなら、知っているだろうか。







谷「国木田さん、どうしますか」

国「とりあえず戻るか。行くぞ」


谷「そうですね、」





その時、電話が着信を告げる。


谷崎の携帯か。





谷「…あ、Aさんからです」

国「出た方がいい」

谷「スピーカーフォンにしますね」



谷「…もしもし、Aさんですか?」


『さっき太宰くんから連絡貰ったよ。二人とも無事みたいだね』





優しい声。


あの人のずるいところは、こういうところだ。






『敵の数は?』

谷「二人です。木を扱う金髪の少年と、触手のようなものを使う男でした」


『…成程、一応僕の知り合いのようだ』





…知り合い、か。



この人が、ギルドの人間だったと知った時は驚いた。




しかも、団長補佐という身分。

つまりは組織のNo.2ということだろう。






国「Aさん、注意する点はありますか」


『どちらも厄介だよ。特に後者に関してはね』




…彼のその意味ありげな言葉が、やけに脳内に残っていた。



.

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作品ジャンル:アニメ
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春海。・:+°(プロフ) - 紫霞さん» コメントありがとうございます!そう言っていただけるとかなりハッピーです!\(^o^)/全力で突き進みますね☆! () (2016年12月2日 22時) (レス) id: 324ed245b3 (このIDを非表示/違反報告)
春海。・:+°(プロフ) - 無影灯さん» コメントありがとうございます!続編も番外編も楽しんでいただけると幸いです!! (2016年12月2日 22時) (レス) id: 324ed245b3 (このIDを非表示/違反報告)
紫霞(プロフ) - コメ2度目失礼します! 展開が素晴らしすぎる(*゚∀゚*) もうこのまま主さんの思うがまま行っちゃってください! 少なくともここに最低じゃなく最高と思ってる人がいます(*´-`) 更新楽しみに待ってます! 長々と失礼しました… (2016年12月2日 20時) (レス) id: 313344121d (このIDを非表示/違反報告)
無影灯(プロフ) - 番外編もめっちゃ楽しみです笑(´∀`*)ウフフな展開もシリアスゥな展開もどっちも最高です!! (2016年12月2日 17時) (レス) id: bed4eaded8 (このIDを非表示/違反報告)
春海。・:+°(プロフ) - 中原 炉騎(Roki)さん» 安心してくださいお母さん!!(えっ) いつもコメントありがとうございます〜!早いとこ更新したくてうずうずしてます。(笑) (2016年11月27日 22時) (レス) id: 324ed245b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:春海。・:+° | 作成日時:2016年11月3日 15時

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