参拾玖. 心理戦 ページ10
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【太宰 視点】
屋上。
目の前に降り立ったのは、金髪の男と、部下と思われる二人を合わせて三人。
…ふと、この場にAがいないことに気がつく。
太「敦くん、Aくんは?」
敦「先に行っててと言われたんですけど…来てないですね」
…さては、逃げたな?
何だかんだ彼も危機察知能力はかなり優れている。
まあ勿論、優れているのはそれだけじゃないが。
ヘリの音がこんな近くで聞こえてきた段階で、もう察したというのか、?
国「あ、おい太宰、何処に…」
太「その客人たちのご案内をよろしくね、国木田くん」
中に戻り、4階に降りる。
奥の部屋に向かうと、…見慣れた黒髪を発見した。
太「…Aくん」
「ああ、太宰くん。うちへの客人だったかい?」
太「彼らと知り合いだね?」
そう尋ねると、彼は押し黙る。
いつもの煙草の匂いだけが、この部屋には漂う。
「
太「ねえAくん、…私は君の前職の詳しい内容は知らない。だから聞くけど、どうして逃げる必要があるんだい?」
「それを聞いて、どうするの?」
穏やかな笑みで私を見つめる。
だがその目は、まっすぐに私を射抜いている。
太「ただの興味本意だよ」
「へえ…僕の過去は、いずれ社員に伝えるつもりだよ。ただ今の段階でひとつだけ言えるのは、」
すう、と息を吐くA。
「…戦争が始まるよ。それも、異能力の」
太「なんだって、?」
「じゃあ僕は少し寝るから、襲わないでね」
Aは不敵な笑みを浮かべ、寝転がる。
…それよりも、さっきの言葉。異能力戦争ってことなのか?
A、君はどんな未来を見据えているんだ?
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血液愛者シリウス - 過去編見たいのです!! (2016年9月7日 22時) (レス) id: e3b3e501fd (このIDを非表示/違反報告)
朱里(プロフ) - 過去編見たいです! (2016年9月6日 6時) (レス) id: ec9a45ec50 (このIDを非表示/違反報告)
夢 - 是非とも神楽くんの過去編希望です!! (2016年9月5日 22時) (携帯から) (レス) id: d9d0dd6f99 (このIDを非表示/違反報告)
しずく。(プロフ) - 続編おめでとうございます!!神楽さんがかっこよくてミステリアスで…続きがとても気になります!更新頑張ってください!応援しています…!! (2016年8月9日 19時) (レス) id: af28b8dbc3 (このIDを非表示/違反報告)
春海。・:+°(プロフ) - 窓まど□三島さん» ありがとうございます!!身に余る光栄です…これからもあたたかい目で見守ってやってください…! (2016年8月9日 17時) (レス) id: 324ed245b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:春海。・:+° | 作成日時:2016年8月2日 22時