バカにしないでくれます？2 (ページ35)

今日:2 hit、昨日:25 hit、合計:19,896 hit

マイルームページ35

『初対面で弱み握るは私が強すぎるな』

不二｢藤蝶さんの弱点とか何かないの？｣

『あったとしても言うと思います？』

頭おかしい会話だよ、もしかして初っ端からやばい人と知り合ってしまったか？

逃げよう

『じゃ、私はご馳走様したので退席します。失礼します』

ガヤガヤうるさい食事場を離れて、渡されたルームキーに書かれた番号の部屋に行く。嬉しい事に女子は一人部屋。

やったーｼｺﾞﾄﾊｶﾄﾞﾙｩ

持ってきた荷物の中からパソコンを取り出す

そう、私は今から＿＿＿＿＿＿仕事をします

ここでもやるのかと思うじゃん？あのさ、森さんに合宿の事言ったらさ、｢しばらくはこっち来れないってことだよね〜……あ！事務用のパソコンに資料送るからそっちで仕事しといてね！｣なんて言われてしまった

どたまかちわるぞ……

部屋の鍵をかけてとりかかろう！と思った矢先誰か来たみたいだ

部屋の前からうじうじとした……なんというか……

入るなら入ってくれ、気配がうるさい

？？｢な、なぁ、本当に大丈夫なんか？｣

？？｢大丈夫だよ、白石もさっき見てただろう。彼女なら話くらい聞いてくれるさ｣

？？｢あれ？2人して何してるんだい？｣

不二くんと、幸村くん……？最初の人は初めて聞く声だ

なぁに人の部屋の前で喋ってんだよ、出待ち？

『はぁ…………あの、何か用ですか』

鍵を開けドアから顔を出し、ドアの前に立っている3人を見る

『さっきから喋っていること、聞こえてます。声のボリューム下げてください』

で、要件は？言わんばかりに視線を送る

不二｢ねぇ藤蝶さん、ちょっと喋らない？……って言っても、本命は白石なんだけど。ね？｣

白石｢あ……初めまして、白石蔵ノ介いいます。ウチのマネージャーについてちょっと話しておきたいことがあるんやけど……｣

『のった。いいよ、聞いてあげる。』

こんなタイミングから美味しすぎる。知ってること全部吐いてもらうぞ