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まだまだ続く


《女子「まだ分からないの?蓮二くんと距離は近いし、ずっと喋ってるし、ずっとらにこにこにこにこ……

気持ち悪いのよ!」》



《『すみません、話がよく分かりませんが……。蓮二くんってだれですか?』》



「「「?!」」」



柳「藤蝶……」



『いや、これは違くて』



《女子「は?とぼけないでよ!いっつも柳くん柳くん言ってるくせに!」》



《『蓮二くんって柳くんの事ですか……。そのことなら彼に言って貰えないかな?話しかけてるのは私じゃないから……』》



《女子「はぁっ?!嘘つかないでちょうだい!表でいい顔して皆から信頼でもされてると思ってるわけ?調子に乗らないで!」》



《『その手に持ってるカッターナイフで何をするつもりですか?』》



ザッザッと歩く音がする



《『人に向けたら危ないですよ、それ。』》



《女子「自分の立場分かってんの?」》



《『ナイフを向けられてますね。どうするんですか?』》



真田「どういう事だ?」



仁王「イジメの現場、と言うべきじゃろ」



見てたなら止めろよと思う。こんな分かりやすいくらいテニス部絡みなんだから。



《女子「っ!余裕ぶってんじゃないわよ!」》



《仁王「流石にヤバいのうッ」》



皆が続きシーンを想像した



《……ドッ》



《仁王「……は?」》



《『あっぶないあぶない。このナイフ、刺さったら痛そうだね。いやー、刺さらなくてよかった。』》



《『これで刺したら、どうなるかな?』》



《女子「ひっ……!そんなことして許されるわけ……」》



《『どうせここは人気無いし、正当防衛ですって言えばごまかせるよ。普段から行いの良い私と、行いの悪いあなた。みんなはどっちを信じると思う?』》



ピッ



仁王「これだけ大人数にこのやり取りを聞かれたんじゃ」



『成績が良くて表面も好印象でやってきた努力をパーにされたくなければ、って事でしょ』



仁王「よく分かったのう」



『無駄な事すんなよって言ったのに。

…………はぁ、口外ししないなら考える』

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作者名: | 作成日時:2022年8月9日 14時

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