これ以上は ページ3
まだまだ続く
《女子「まだ分からないの?蓮二くんと距離は近いし、ずっと喋ってるし、ずっとらにこにこにこにこ……
気持ち悪いのよ!」》
《『すみません、話がよく分かりませんが……。蓮二くんってだれですか?』》
「「「?!」」」
柳「藤蝶……」
『いや、これは違くて』
《女子「は?とぼけないでよ!いっつも柳くん柳くん言ってるくせに!」》
《『蓮二くんって柳くんの事ですか……。そのことなら彼に言って貰えないかな?話しかけてるのは私じゃないから……』》
《女子「はぁっ?!嘘つかないでちょうだい!表でいい顔して皆から信頼でもされてると思ってるわけ?調子に乗らないで!」》
《『その手に持ってるカッターナイフで何をするつもりですか?』》
ザッザッと歩く音がする
《『人に向けたら危ないですよ、それ。』》
《女子「自分の立場分かってんの?」》
《『ナイフを向けられてますね。どうするんですか?』》
真田「どういう事だ?」
仁王「イジメの現場、と言うべきじゃろ」
見てたなら止めろよと思う。こんな分かりやすいくらいテニス部絡みなんだから。
《女子「っ!余裕ぶってんじゃないわよ!」》
《仁王「流石にヤバいのうッ」》
皆が続きシーンを想像した
《……ドッ》
《仁王「……は?」》
《『あっぶないあぶない。このナイフ、刺さったら痛そうだね。いやー、刺さらなくてよかった。』》
《『これで刺したら、どうなるかな?』》
《女子「ひっ……!そんなことして許されるわけ……」》
《『どうせここは人気無いし、正当防衛ですって言えばごまかせるよ。普段から行いの良い私と、行いの悪いあなた。みんなはどっちを信じると思う?』》
ピッ
仁王「これだけ大人数にこのやり取りを聞かれたんじゃ」
『成績が良くて表面も好印象でやってきた努力をパーにされたくなければ、って事でしょ』
仁王「よく分かったのう」
『無駄な事すんなよって言ったのに。
…………はぁ、口外ししないなら考える』
164人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:朝 | 作成日時:2022年8月9日 14時