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続き ページ13

幸村side



屋上で会った時。鍵がかかってたのに入ってこれた事。彼女より随分背も高く体つきもしっかりしている赤也を片手で支えていた事。



変わった人だ、掴めないし何を考えてるか分からない。どこか逆らえないような雰囲気を持った人という印象があった。



そんな彼女はもう立派なうちのマネージャーだけどね。



初日だっていうのに仕事内容の飲み込みが早いし部員のことをちゃんと見てるから頼りになる。オマケにいつでも落ち着きがあり冷静な判断ができる。



思い出(?)に浸ってるうちに着いたみたいだ



チラッと藤蝶さんの方を見ると、よく分からない顔をしていた。あれ、嬉しくなかったかな?



柳「藤蝶がここはどこだと思っている確率、98.6%……ここはファミレスだな。」



え?!見て分からない??書いてあるよねそこの看板に???



『ファミレス……今日ここで何するの?』



切原「そりゃあ勿論、先輩の歓迎会ッスよ!」



あ、赤也言っちゃった。歓迎会、彼女は喜んでくれるんだろうか。全員が彼女の反応を待っている。



『歓迎されてるんか、私……』



ぽかーん。効果音をつけるならこうだ。



脅されて入ったし……なんて言うからそれは確かに、と思うけど。



『歓迎会なんて初めてだなぁ…』



頬が少しだけ緩んでる。ちょっと嬉しそう?



幸村「じゃ、入ろうか!」



全員が「「おぉー!」」とうるさく言う中1人だけ気合いを入れるような顔になる彼女。



いや、ここファミレスだから。

食べた食べた→←歓迎された



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作者名: | 作成日時:2022年8月9日 14時

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