バカにしないでくれます？ (ページ27)

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私と君、恐怖の鬼ごっこページ27

それからはもう逃げる脳

逃げることしか考えてない

まさかこんな所で探偵社に会うとは思ってなかった、ていうかなんで居るんだ

畜生、じゃああの転校生は賢治くんだったのか？

きっちり邪魔が入ってるじゃん、知らないうちにフラグ立てて回収してる、数分前の自分ユルサナイ

逃げながら必死にどこへ行こうと考える

閃いた

｢っ、屋上なら、、、、！！｣

階段を勢いよくダッシュ、屋上に繋がるドアが見え勝ちを確信する

ドアノブに手をかけ回すが

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

｢は〜〜〜〜〜〜っっ？！？！｣

なんでだよ、屋上解放されてなかった？？？

｢Aさ〜ん？どこですか〜〜〜？｣

どんどんと近づいてくる足音と声

ごめんなさい

ｶﾁｬｶﾁｬ、、、ｶﾞﾁｬﾘ

開いた！

こんな所でピッキングをするとは思わなかったです

急いでドアを開け、外に出るが毎度運が悪い

｢、、、、、、チッ｣

目の前には、前に教室で遭遇した人達

銀髪くん、顔がおかしいくらい歪んでるよ

あっちは驚いている、こっちも驚いているよ

鍵がかかってたのに人がいたのだから

だが、こちらも驚いて固まっている場合じゃない

逃げてるからな

急いで隠れられる所を探す

タンクの裏に息を潜めて賢治くんから逃げようとする

ぶっちゃけここから飛び降りてもいいけど他の生徒の目もある、無理すぎる

もうひとつの足音と共にドアが開く音がした

｢、、、あれ？こんにちは！｣