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十四話 ページ15

プルルルル、プルルルル

『あっ、もしもぉ〜し!中也くん?首領なんて言ってたぁ〜??』

中原からの電話に、黒岩はわざとらしくそう応える。

中原「……"探偵社の社長を殺そう"だってよ。それと…矢っ張り姐さんは探偵社に人質に取られた」

『え〜、首領は凄く物騒だし…姐さんは人質に取られちゃったし…忙しいね!』

中原「手前ェのせいだろうがっ!」

『え?僕のせいなの?』

中原はため息を吐く。

中原「首領の命令だ。手前は探偵社に行け」

黒岩は中也の声に何かを感じ取ったのか、急に真剣な声色になった。

『…………中也くんは来ないの?』

中原「……嗚呼、俺は別の任務だ」

『ふぅん……分かった。気を付けてね』

中原「はっ!誰に物云ってんだ」

黒岩は中也の返事を聞きながら、電話を切る。
そして暫く考え事をしていたのか、黙り込んでいた。

『……ふぅ、』

黒岩は一つ息を吐くと、探偵社へ向かった。

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作成日時:2023年11月6日 20時

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