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『随分と自分勝手だね』
そう言って彼女に背中を向け、神威は再びドラム缶の上に腰を降ろす。Aは神威の元へ歩み寄り、地面に膝をついた。
そのままへたりこむように手もつけて、頭を地面に擦り付けるくらい伏せる。
『……お願い』
『総悟に、金輪際関わらないで』
「お願いします」と呟いたAに、神威は吹き出すように失笑を漏らした。そうして軽快に拍手を送っては彼女の前に膝を曲げてしゃがむ。
『土下座とは、さすが日本人』
『そうやって頭を地面に付ければ許されると思ってる』
「なんて甘い考えなんだ」と大袈裟に驚き、Aの顎を掴んだ。そのまま引き上げて自分の正面に向かせ、ニッコリと気味の悪い笑顔を浮かべる。
彼の顔を見た彼女は、背筋が凍りついたように固まってしまった。
『もっと他に、差し出せる矜持があるだろ?』
「ね?」と耳元で囁き、その声がAの耳奥、頭の中、身体の神経にまで行き渡っていく。
ゴクリと生唾と息を呑んだ彼女は、血が滲むくらいに唇を噛み締め、首元に顔を埋めてくる神威を受け入れた。
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ハル(プロフ) - ゆうかさん» 過去作も読んでくださったんですか!! うわあ、とっても嬉しいです^^ これからもバンバン作品を作っていきたいと思っておりますので、また新作が出ましたらたくさん読んでいただけるととってもありがたいです! コメントと応援、どうもありがとうございました!! (2017年10月7日 13時) (レス) id: d8241361cf (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか(プロフ) - すっごく素敵なお話ばかりで1日で昔のものもほとんど読んでしまいました(;^ω^)これからも頑張ってください!応援してます! (2017年10月7日 11時) (レス) id: da24fb15e8 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 紫蘭さん» ありがとうございます! 最後は無事にハッピーエンドです!! ちょっと拗れた青春でしたが、紫蘭さんが楽しんでいただけたのなら良かったです。新作、完成させてからの投稿となっておりますので、お時間空いたときにでも読んでくださいませ! いつも閲覧どうもです!! (2017年10月6日 18時) (レス) id: 637325fbc5 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 銀皐月さん» ありがとうございます! 個人的にエロスが書きたいわけではないのですが、作品にそれっぽい表現が登場人物を表すために必要な時は薄っすら入れるようにしてます笑 高杉パパってわけじゃないけど、みてくださいな^^ コメントどうもありがとう。 (2017年10月6日 18時) (レス) id: 637325fbc5 (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - 完結おめでとうございます!皆幸せになる青春を謳歌しているなんて羨ましいです…笑 二人の思いが通じて良かったです! 新作頑張って下さい! (2017年9月30日 10時) (レス) id: 684ce788b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/harumemory
作成日時:2017年9月11日 18時