セクハラ防止措置の適用をお願いします【ブルーロック】

１０ ページ11

「なんで私ってこうもいい男に巡り会えないんだろう」




てか、ここの人達がセクハラ大好きなだけだよね。きっとみんなサッカー漬けの毎日で身も心もやつれてて、女に癒しを求めてるだけだよね。




「そんなことないよ。世の中の男はみんなそんな感じだ」




挨拶を終えて絵心さんの所に戻り、相談して言われた言葉。

ブルーロックのせいで私、男性不信になりそう。




「あのですね、みんなやばいんですよ。ﾋﾟ─── とか ﾋﾟ─── しろとか。絵心さんからもなんか言ってください」




「あのな、紅一点になるということはそういうことだ。イヤならやめてもらって構わない」




ふと、アンリちゃんの方を見てしまった。

その目はなんなのか。同情からなのか哀れみからなのか。いや、違うな。私がマネージャーをやめないか心配なだけかよ。




それに、ここにいるとイケメンが見放題なんだよな･･･。




「･･･やめませんけど、一つだけ条件出していいですか？」




「一つだけなら聞こう」




「士道！！士道龍聖くんはヤバいです！あの人にだけは近寄りたくないです。命の危険感じましたから」




「･･･我慢しろと言いたいが、お前たちの会話は廊下についているカメラで見ていた」




「見てたの？！じゃあ早く止めてよ」




「まぁそうカッカするな。士道龍聖はああいう人間だ。本人には今後Aちゃんに近づかないようにって言っておくから」




「絶対ですよ？！」




(また士道に会ったらって考えるだけで目眩がする)

(でもイケメンだろ)

(イケメンなら全てが許されると思わないことですね、絵心さん！！)

命より大切なお知らせ→←９

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す