激怒3 ページ40
『そ…それで…昴さんに助けて貰って…今に至ります…』
佐「そう…ありがとう話してくれて…」
高「犯人の男は白目を向いて泡を出して気絶してましたけど…昴さんが?」
『あ……いえ……それは私が……』
佐&高「「え?」」
『その……"ちょっと“頭に血が上っちゃって…えっと…こ、股間に思いっ切り……蹴りを……』
思い出すと恥ずかしいのか真っ赤な顔になりモジモジと話すAに、「いっ!?」と驚き内股になる高木刑事に、引き攣った笑みになるコナンと昴……
それを聞いた佐藤刑事はポカンとした顔の後、スっと俯いた……
あぁ…やっぱりムカついたとはいえ、蹴り飛ばすのはいけなかったかな…?
そう思っていると、佐藤刑事が震え始めたと思ったら、大声で笑い出した。
佐「あははははははは!!!それ最っっっ高!!!そんな男にはそれくらいしないと気が済まないわよね!!あははははははは!!!」
ツボったのか物凄い笑う佐藤刑事に逆にポカンとした顔になったA。
『え…あの…』
佐「大丈夫よ!死にはしないんだから!あーー、あなたほんと最高よ!」
笑い過ぎて涙が出たのか、指で拭った佐藤刑事はまた真面目な顔をした。
佐「取り敢えず大きな怪我が無かったのは良かった。でも、注射のこともあるから一度病院で検査しましょう!」
そう言って刑事二人とコナンは部屋から出ようとする。Aも追いかけようと立ち上がり歩こうとするが、よろけたところで昴がAを抱き上げる。
『うぇ!?昴さん!?』
「大丈夫ですか?」
『はい、大丈夫です…ありがとうございます助けてくれて…』
「あなたが無事でほんとに良かった…」
ニッコリ微笑む昴の胸に頭を預ける…
昴の車にAとコナンが乗り、刑事達の後ろに付いて病院へ向かった。
病院へ着くとAは直ぐに検査の為看護婦に連れて行かれる。
すると病院へ目暮警部がやってきた。
目「佐藤君、高木君」
佐&高「「目暮警部!」」
コ「あれ?目暮警部!どうしてここに?」
目「あぁ、別の事件の帰りでな…佐藤君達がいると聞いて様子を見に……それで大丈夫なのか?」
佐「はい。被害者は今検査を受けていますが、特に目立った怪我などはなく…ただ、やはり精神的ダメージが大きいかと…」
目「そうか…それは心配だな…」
ふと目暮警部は近くにいたコナンと昴を見た。
目「おや?君達は…」
コ「僕達はその被害者のお姉さんと知り合いなんだ!」
目「そうだったのか…」
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いちごちょこ(プロフ) - 九美さんお疲れ様です。更新されるたび、わくわく楽しく読ませていただいております。スランプお辛いと思いますが、無理をなさらないでください。私は九美さんの作品が大好きですので、ずっと応援しております(^^) (2019年3月14日 14時) (レス) id: 511f46d568 (このIDを非表示/違反報告)
九実(プロフ) - 淋さん» ありがとうございます!いよいよ奴がやってきますw!!頑張って書きますm(_ _)m (2019年3月13日 22時) (レス) id: 8f700df676 (このIDを非表示/違反報告)
淋 - き……き……きたーーーーー!!!ジンさんだーーー!!予告だけでこんなにテンションが上がるなんて!!楽しみすぎる!!ありがとうございます!! (2019年3月13日 22時) (レス) id: b523bf60c6 (このIDを非表示/違反報告)
九実(プロフ) - 淋さん» 優作さんは今回お留守番ですw……私も優作みたいな父親欲しい……でも、事ある毎に謎を出してきそうw (2019年3月12日 22時) (レス) id: 8f700df676 (このIDを非表示/違反報告)
淋 - 有希子さんきたーーー!!有希子さん一人?!優作はどうした!?優作も一緒だと思ったのに!!ダンディボイスで囁かれたい……優作みたいな親父が欲しい…… (2019年3月12日 21時) (レス) id: b523bf60c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:九実 | 作成日時:2019年3月1日 19時