何としてでも4 ページ36
男はAを抱き上げ助手席に乗せた後、子供達を道端に下ろしナイフを近くに放った。
「今君達の口の布を外したら大声出されるかもしれないからね…あのナイフで頑張って抜け出してよ…俺が居なくなった後でね?」
男はニヤリと不気味に笑った後、早々に車に乗り込み走り去って行った……
歩「んー!んーー!(お姉さーん!)」
光「ん!んん!!(取り敢えずナイフを取りましょう!!)」
元「んん!んんんん!?(おい光彦!あのナイフ取れっか!?)」
光彦は足を縛られた状態から、少しずつ体をズラしてナイフの元へ向かう。
ようやく後ろ手でナイフを掴み、手を切らないように慎重に切っていく……
元「んんんん!(おい早くしろよ!)」
光「んん……!(急かさないでください……!)」
するとようやく手の縄が切れ、直ぐに足の縄も切る。口元の布を取った後、直ぐに他の二人の縄も切った。
歩「急いでコナン君に知らせなきゃ!!」
元「多分博士んとこにいるんじゃねぇか!?」
光「急ぎましょう!!!」
三人は急いで阿笠邸へと走っていった……
「お前らどうしたんだよ?」
阿笠邸でコナンと灰原と阿笠博士の三人が話している所に少年探偵団が飛び込んでくる。
歩「大変なのっ!!」
光「Aさんが!!」
元「変な男に攫われちまった!!」
コ&哀&博「「「何っ!!?」」」
コ「おいっ!!どう言うことだ!!説明しろ!!」
歩「歩美達、今日お姉さんのこと追ってたの…!」
光「そしたら、知らない男の人に声掛けられた瞬間捕まって…」
元「縛られた俺達を助ける為にねーちゃんが男からスタンガン受けて気絶して連れてかれちまったんだ!!」
コ「くそっ!!!やっぱりストーカーだったか!!!お前ら!バッチは!?なんで直ぐバッチで連絡しなかったんだ!?」
光「バッチはそれぞれ落としておいたんですよ!」
実は少年探偵団は咄嗟の機転でバッチをそれぞれ落としていった…
元太は攫われる時の場所に…
歩美は男の車の足元に…
そして光彦は男に縛られる時に暴れるフリをして男の上着の内側につけたのだ…
それを聞いたコナンは直ぐにイスから飛び降りて叫ぶ。
コ「お前ら良くやった!!博士!警察呼んで予備のメガネで来てくれ!!」
博「おぉ!分かった!!」
コナンは直ぐに阿笠邸を出る。すると目の前に昴の車が止まっていた。
「ボウヤ!!!乗れ!!!」
「昴さんっ!!」
コナンは急いで車に乗り込むと、直ぐに車が発進する。
574人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いちごちょこ(プロフ) - 九美さんお疲れ様です。更新されるたび、わくわく楽しく読ませていただいております。スランプお辛いと思いますが、無理をなさらないでください。私は九美さんの作品が大好きですので、ずっと応援しております(^^) (2019年3月14日 14時) (レス) id: 511f46d568 (このIDを非表示/違反報告)
九実(プロフ) - 淋さん» ありがとうございます!いよいよ奴がやってきますw!!頑張って書きますm(_ _)m (2019年3月13日 22時) (レス) id: 8f700df676 (このIDを非表示/違反報告)
淋 - き……き……きたーーーーー!!!ジンさんだーーー!!予告だけでこんなにテンションが上がるなんて!!楽しみすぎる!!ありがとうございます!! (2019年3月13日 22時) (レス) id: b523bf60c6 (このIDを非表示/違反報告)
九実(プロフ) - 淋さん» 優作さんは今回お留守番ですw……私も優作みたいな父親欲しい……でも、事ある毎に謎を出してきそうw (2019年3月12日 22時) (レス) id: 8f700df676 (このIDを非表示/違反報告)
淋 - 有希子さんきたーーー!!有希子さん一人?!優作はどうした!?優作も一緒だと思ったのに!!ダンディボイスで囁かれたい……優作みたいな親父が欲しい…… (2019年3月12日 21時) (レス) id: b523bf60c6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:九実 | 作成日時:2019年3月1日 19時