大切な日3 ページ21
こうしてAは恋愛の「れ」の字も体験することなく今に至る…
まぁ、前世では多少経験したので全くではないが…
次「さ、気を取り直して次は俺からだな!」
次元はゴソゴソとプレゼントを取り出した。
次「ほらよ」
『ん…次元ありがとう!』
まだダメージはあるが、頑張って気を取り直してプレゼントを受け取り開ける。
袋を開けるとそこには棒のような物が…
『ん?何これ…』
次「電子タバコってやつだな」
『タバコ?』
次「あぁ、お前…迷ってただろ?」
Aは昔、ルパン達と仕事をする前にタバコを吸って集中力を高めることをしていた。
だが、メンソールでも苦手なので吸うのは1本だけ…そして次元にポソッと呟いたのだ。
ーー『タバコ吸うと集中力が上がっていいんだけど…私にはニコチンがキツいんだよねぇ』ーー
次「それならニコチンもほぼ無いようなもんだし、色んな味が楽しめるのがいいんじゃないか?お前の好きなレモンティーフレーバーもあるんだぜ?」
『次元…もしかして、私が昔呟いたこと覚えてて…?』
次「さぁな……色は白と黒両方あるから、好きな時、好きな場面で使えるぞ。」
『ありがとう次元……』
本当は覚えてるのに、照れくさいからか言わないのは次元らしい…そんな彼にAは微笑んだ。
『後でゆっくり説明書見て使わせてもらうね?』
次「あぁ…」
恵「それじゃあ次は!」
不「私達の番ね!」
恵と不二子はふふっと笑ってAの元に来た。
二人はそれぞれ大きめの袋を出してAに渡す。
『わー!なんだろー!』
まずは恵からのプレゼントを開ける。
すると中から服と靴が出てきた。
『ん…?これ…ライダースジャケット??』
それはバイク乗りがよく着るジャケットで、黒革製で腕や胸、腰の辺りにチャックデザインやポケットがあるかっこいいジャケットだ。
それとそれに合うジーンズと白いベルト、ブーツもあった。
『すっご〜い!かっこいいね!』
恵「気に入って貰えて良かったわ!それ男性用だから、理樹の時に着てね?」
『うん!そうするね!』
不「じゃあ次は私のを開けて?」
『わーい!』
Aは今度不二子のくれたプレゼントを開ける。そこには黒く光沢のある素材でできたレディースのライダースーツだった。
『おぉ…これはまたボディーラインがくっきり出そうな…』
不「うふふ!私とお揃いよ?Aはいい体してるから大丈夫よぉ〜♪」
その一言で修三以外の男達が項垂れる。
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いちごちょこ(プロフ) - 九美さんお疲れ様です。更新されるたび、わくわく楽しく読ませていただいております。スランプお辛いと思いますが、無理をなさらないでください。私は九美さんの作品が大好きですので、ずっと応援しております(^^) (2019年3月14日 14時) (レス) id: 511f46d568 (このIDを非表示/違反報告)
九実(プロフ) - 淋さん» ありがとうございます!いよいよ奴がやってきますw!!頑張って書きますm(_ _)m (2019年3月13日 22時) (レス) id: 8f700df676 (このIDを非表示/違反報告)
淋 - き……き……きたーーーーー!!!ジンさんだーーー!!予告だけでこんなにテンションが上がるなんて!!楽しみすぎる!!ありがとうございます!! (2019年3月13日 22時) (レス) id: b523bf60c6 (このIDを非表示/違反報告)
九実(プロフ) - 淋さん» 優作さんは今回お留守番ですw……私も優作みたいな父親欲しい……でも、事ある毎に謎を出してきそうw (2019年3月12日 22時) (レス) id: 8f700df676 (このIDを非表示/違反報告)
淋 - 有希子さんきたーーー!!有希子さん一人?!優作はどうした!?優作も一緒だと思ったのに!!ダンディボイスで囁かれたい……優作みたいな親父が欲しい…… (2019年3月12日 21時) (レス) id: b523bf60c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:九実 | 作成日時:2019年3月1日 19時