「好奇心」は自分の首を絞める〜Part7〜

バレンタインデー 安室透 ページ7

今日はバレンタインデー！！
日本の女の子達は意中の相手に想い(チョコ)を渡せるのか！
それとも義理or友チョコを配るのか！
家族に普段のお世話を込めて送るのか！

色々な思いが交差する今日という日にAはどこにいるかと言うと…………


「キャー！あむぴー！今日もイケメンー！」
「あむぴー！チョコ貰ってー！」
「あむぴ握手してー！」
「写真一緒に撮らせてー！」


『……』


ここ、ポアロにいました…


それも一人ではなく…


園「くぅー！流石お姉様の安室さんね！モテモテだわ！」

いや、私のじゃないし…

蘭「それにしても凄い人気…活気が凄いわ…」

そうだねマイエンジェル…聞いてるだけで疲れてきたよ…


今こうしてここにいるのは数時間前に遡る…
昼過ぎからチョコを配ろうと出掛け、少年探偵団や哀ちゃん、コナン君の分は阿笠博士に渡して貰うよう頼んだ。
JKグループにもチョコを渡そうと連絡し、待ち合わせ、真純、園子、蘭にもチョコを渡す。


園「ところでお姉様は安室さんにチョコを渡せたの？」

『え…まだかな…悩んでるんだよね…安室さん今日忙しそうな気がして…』


本当は朝からメールがきていた…


「どうしてもポアロの仕事が入ってしまって…なので是非ポアロに来てくださいね！」


…と送られたものの、若干行く気が出なかった…


蘭「あ、じゃあ一緒に行きましょうか？私、どうせその上が家ですし…」

園「いいわね！ついでにポアロの様子見てみましょうよ！」

真「あー…僕は今日は用事あるからまたね！」


残念そうな顔をして真純は手を振って去っていく…


園「さ！行きましょう！」


そして行動力がありすぎる園子に連れられ今に至る……


『やれやれ…普段でも凄いガールズが一段と凄いことになってるわね…』

園「そりゃそうよ！ここでアピールしてあわよくば恋人を狙う子なんてどんだけいるか！！」

『いや…まぁ…それは安室さん自身が決めるからさ…好きな人が出来ても私達が兎や角言う必要ないじゃない？』

蘭「流石Aさん！大人ですね〜！」


蘭は両手を握り少しキラキラとした目で見てくる。


蘭「でも、安室さんもあんなにチョコ貰って…凄いですね…」


蘭の視線の先を同じく見れば、カウンターの隅に大きな箱が置いてあり、そこに貰ったチョコを入れていた…
だが、安室は優しいのでちゃんと直接受け取って笑顔で感謝を伝える…


『ちゃんと一つ一つ受け取って感謝してくれるところ凄いと思うよ…』


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