バレンタイン 景光3 ページ15
「そうかそうか、Aちゃんは可愛いなぁ〜？…もしかして、気付かれないように避けて歩いてた？」
『ぐっ…』
「んんん？図星かなぁ〜？じゃ！行こうか！」
『え！？嫌だ！！』
「アトラクション制覇しようぜ！」
『嫌だぁぁぁ！！』
景光に手を握られ引き摺られて行く。それを必死に抵抗していると、景光が引き寄せ囁いた。
「抵抗するならお姫様抱っこでもいいんだけど？」
『ずっ狡いっ！！』
涙目で大人しくなるAにクスッと笑って向かっていった…
『ねぇ…ほんとに入るの〜？』
「諦め悪いな、行くぞ！」
楽しそうな景光に比べ、この世の終わりみたいな顔したAの二人がお化け屋敷へと入っていく…
『ねぇ景光〜』
「ん？」
『景光〜』
「なに？」
『ぜ、絶対手ぇ離しちゃやだよ？側にいてよ？』
「分かった分かった」
景光の腕にぎゅっとしがみつき、泣きそうな声でとぼとぼ歩くAに内心「めっちゃ可愛い」とか思っていた景光。
『景光ぅ〜』
「どうした？」
『なんかあ…出たああああああああぁぁぁ！！！』
目の前にバーーンと出たお化けに驚き、Aは景光を置いて走り出してしまった。
「あ…あいつ一人で…大丈夫か？」
仕方ないので暗い中Aを探して歩く。
「しっかし意外だなぁ…あいつお化け嫌いだったんだな…さっきの反応結構可愛いかった…」
ドーン！とお化けが出ても、先程のAの事を思い出しニヤニヤしている景光は無視するように歩いている。
「あれ？あいつどこだ？」
『ヒック…ヒック…』
「あ、いた！」
『っ！景光ーーー！！！』
ようやく会え、Aは景光を見つけると走り出して抱き着く。
『ふぇぇ…ごわがっだよおおお！！』
「よしよし、俺が側にいるから大丈夫だぞ？」
『びろ"み"づ〜〜！！』
グスグス泣く姿に必死に笑いを堪える。今度はしっかり手と腕を繋ぎお化け屋敷から出た。
「ほら、出れたぞ？」
『…もう行かない』
「クク…大丈夫か？」
『知らないっ！バカっ！！』
「そう怒るなって…気分直しに甘いもの食べに行こうか？」
『いーーくーー！！！』
やはり食い気が勝り、マップを見ながらお店を決めて食べに行った。
食べ終わった後も色々見て回り、夕食は園内のレストランでゆっくりと食べた。
「閉園が近いな…」
『もうそんな時間か…』
「じゃあ最後あれに乗ろうぜ？」
景光が指さしたのは園内でも一際目立つ観覧車…
『そうだね！乗ろうか！』
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detectiveconan1(プロフ) - バレンタイン、ウイスキートリオ、最高っす！！！ (2020年4月4日 21時) (
レス) id: 0889d36c4a (このIDを非表示/違反報告)
九実(プロフ) - 藍那さん» コメントありがとうございます！！風見さんですね！降谷さんがバレたら…出てくるかも…ですっ (2019年6月7日 23時) (レス) id: 8f700df676 (このIDを非表示/違反報告)
藍那 - もっとかざみん(かざみしゃん)を出して上げてください！！ (2019年6月7日 21時) (レス) id: fa7f1f719a (このIDを非表示/違反報告)
九実(プロフ) - ニッチさん» コメントありがとうございます！最早子守唄ですねwwwwww分かります！私も全部聞いたことありませんw多分聞けたとしても、脳が内容を理解するのを拒否しますね… (2019年3月2日 22時) (レス) id: 8f700df676 (このIDを非表示/違反報告)
ニッチ(プロフ) - 初めまして！めちゃくちゃおもしろかったです！実は私も古谷徹さんの日本国憲法聴きながら寝てるんです笑笑あの方の声は落ち着くので最後まで聞けた試し無いですが笑 (2019年3月2日 22時) (レス) id: 82d03a44e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：九実
| 作成日時：2019年2月19日 19時
