Valentine’s day 赤井秀一3 ページ5
『こ、こんな所で…恥ずかしいじゃないですかっ！』
それに別に恋人って訳じゃ…
「周りは気にしないと思うがな…」
言われて周りを見ればカップルばっかりで、中には何度もキスしてるカップルもいる…
『…』
「これなら恥ずかしくないだろう？」
『そう言う意味じゃ…んっ』
チュッと唇に軽くキスをされる。
それだけで真っ赤になって赤井を見上げてポカンとした顔をする。
「それ以上言うなら何も言えなくなるくらいキスするが？」
『〜〜っ！』
ニヤリと意地悪そうに笑う彼にAは反論する言葉も出なくて項垂れた。
『赤井さんのバカ…』
「「秀一」だ…」
こんな時に呼び方なんぞどうでも良かったのだが…
「苗字で呼んだらキスだな」
『秀一さんっ！！！』
「やれば出来るじゃないか、行くぞ？」
心の中で文句は言うが、実際は秀一の腕に絡みつきイルミネーションを楽しむことにした。
暫く歩けば広場に出る。全体イルミネーションが広がり、光に包まれてるようだ。
『うわぁー！凄いですね！』
「あぁ…そうだな」
『…くしゅん！』
少し寒くなり、ぶるっと体を震わせた。
そう言えばバタバタしてて手袋とマフラー忘れちゃった…
そう思っていると、秀一が自分が巻いていたマフラーをAに掛けた。
『え…？』
「寒いんだろ？これで少しは暖かくなったか？」
『はい…』
少しマフラーに顔を埋めると、タバコの香りと彼自身の香りがする…
それが凄く嬉しくて幸せだった…
『あ！そうだ！』
Aは思い出したようにバックをゴソゴソと漁る。
『秀一さん…あの…』
「なんだ？」
『バ、バレンタインの…プレゼント…』
「俺にか？」
『はい…気に入るかどうかは…分かりませんけど…』
ラッピングされたプレゼントを渡す。
秀一は待ちきれずその場で開けた…
中から出てきたのは、黒色とワインレッド色を交互に編み上げた長めのマフラーだった…
「…これは…君が…？」
『…はい…作ってみたんです…あまり上手くはないかもですが…』
秀一は早速そのマフラーを首にかける。
「似合うか？」
『はい…』
「そうか…なかなか嬉しいな…」
『それは良かっ…んんっ！？』
グイッと後頭部を押さえられキスをされる。
驚いて開いたままの唇から生温かい秀一の舌が入り、自分の舌に絡みつく…
『んっ…んっ…』
酸欠になりそうでトントンと秀一の胸元を軽く叩くと、やっと離れてくれた…
『はぁ…はぁ…な、何…』
.
Valentine’s day 赤井秀一4→←Valentine’s day 赤井秀一2
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 579人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
detectiveconan1(プロフ) - バレンタイン、ウイスキートリオ、最高っす！！！ (2020年4月4日 21時) (
レス) id: 0889d36c4a (このIDを非表示/違反報告)
九実(プロフ) - 藍那さん» コメントありがとうございます！！風見さんですね！降谷さんがバレたら…出てくるかも…ですっ (2019年6月7日 23時) (レス) id: 8f700df676 (このIDを非表示/違反報告)
藍那 - もっとかざみん(かざみしゃん)を出して上げてください！！ (2019年6月7日 21時) (レス) id: fa7f1f719a (このIDを非表示/違反報告)
九実(プロフ) - ニッチさん» コメントありがとうございます！最早子守唄ですねwwwwww分かります！私も全部聞いたことありませんw多分聞けたとしても、脳が内容を理解するのを拒否しますね… (2019年3月2日 22時) (レス) id: 8f700df676 (このIDを非表示/違反報告)
ニッチ(プロフ) - 初めまして！めちゃくちゃおもしろかったです！実は私も古谷徹さんの日本国憲法聴きながら寝てるんです笑笑あの方の声は落ち着くので最後まで聞けた試し無いですが笑 (2019年3月2日 22時) (レス) id: 82d03a44e1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：九実
| 作成日時：2019年2月19日 19時
