印象2 ページ3
「おはようございます降谷さん！」
「おはようございます！」
「あぁ、おはよう」
彼、降谷零の姿が見え、皆は頭を下げて挨拶する。
『おはようございます降谷さん！』
「あぁおはよう小桜」
挨拶を済ませ皆は席に座って仕事を再開する。
「降谷さんおはようございます。早速確認して頂きたい物が…」
「あぁ、どれだ？」
席に着いた降谷さんにすかさず書類を持っていく風見さん。
暫くして一段落したので背伸びをする。
『すみません、ちょっと飲み物買ってきます。』
財布を持ち自動販売機へと向かった。
飲む物はいつも決まっていちごミルクだ。
疲れた時は甘い物が凄く欲しくなる……
『はぁ…目が痛い…』
「Aちゃんお疲れ様！」
その時後ろから同じ部署の先輩が来る。
『お疲れ様です！』
「どう？そっちは…終わりそう？」
『このまま根気詰めれば…終わるといいなーって思ってます…』
「そうかそうか！お互い頑張るか…」
この部署の人達も、最初は私を見て「女かよ」みたいな顔されたが、私の仕事っぷりに今では可愛がって貰えるようになった。
「降谷さんいると緊張するだよね〜」
『ははは！そうですね！でも、降谷さんがいないと仕事片付きませんから！』
「そうだな…さて！どやされる前に戻るか！」
『はい！』
その後二人並んで仕事の話などしながら戻る。
「じゃあ今度飲みに行くか？」
『いいですね！是非お供したいです！』
そう話ながら部屋に入ると、ピキっと空気が固まったような気がした。
『……？』
違和感感じ隣にいる先輩を見ると、彼はしまったという顔をしていて、周りの人達は恨めしそうに自分達を見ていた。
あれ！？そんなに時間経ってた！？10分も席離れてたっけ！？
何故こんな空気なのか分からずAはいそいそと席に座り仕事を再開する。
すると突然イスの背もたれを掴まれ、隣からぬっと何かが出てきた。
『わっ！？……ふ、降谷さん…？』
それは降谷零で、少し眉を寄せた彼はパソコンの画面を見る。
「終わりそうなのか？」
『え…？』
「これ、ちゃんと今日中に終わらせられそうなのか？」
『は、はい！このまま集中してれば…』
憧れてるとはいえ、その威圧感に心臓がバクバクと音を立てる。
「そうか……なら終わったら飯食いに行くぞ。」
『……へ？』
突然の事にAは目を丸くさせた。
「この仕事が終わったら飯連れてってやる…だから早く終わらせろ。」
『は、はいっ！』
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ぽむ(プロフ) - すき。語彙力ないんですけど、この作品が好きです。ありがとうございました。 (2022年5月12日 23時) (
レス) @page40 id: 10c6d472ea (このIDを非表示/違反報告)
九実(プロフ) - Shamrockさん» お褒めの言葉ありがとうございます！！皆様の応援のお陰でやってこれました！！これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年4月6日 6時) (レス) id: 8f700df676 (このIDを非表示/違反報告)
九実(プロフ) - おったまげさん» ありがとうございます！色々伏線がありましたねw1度読んだ後、もう一度読んだ時に伏線を見れるのが面白いように書きましたw！ (2019年4月6日 6時) (レス) id: 8f700df676 (このIDを非表示/違反報告)
Shamrock(プロフ) - 九実さんの作品ほんと好きです。文才だなぁと思いながらいつも見ています。これからも頑張ってください (2019年4月5日 23時) (レス) id: 4a04417653 (このIDを非表示/違反報告)
おったまげ(プロフ) - もう本当に読んでいて素晴らしかったです。催眠のスイッチの部分とか、最後の最後にあぁこういうことだったんだ！って一人で感動してました(笑)これからも連載頑張ってください^ ^ (2019年4月5日 23時) (レス) id: e18c4166e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：九実
| 作成日時：2019年4月5日 11時
