046 日常 ページ2
「んーっ!畑作業おわりー!」
私は、ずっと曲げていて固くなっていた腰をぐっと伸ばした後、お茶を淹れて、桜の木が見える縁側でほっと一息つく
ついでに言っておくと、今の景趣は「立夏・藤」である
「ふう……」
アスナ「Aちゃん、お疲れ様」
右から声が聞こえて、そちらを見ると、主が立っていた
「主さま!
主さまもお疲れ様です。休憩ですか?」
アスナ「ううん。さっき書類の整理が終わったよ」
「そうでしたか、お疲れ様でした。では、主さまも一緒にお茶を飲みませんか?」
アスナ「良いの?ありがとう!」
「いえいえ」
念のため湯飲みを２つ持って来ておいて良かったと内心で思いながら、鶯丸さんから貰った茶葉でお茶を淹れる
アスナ「んー!美味しい!」
「良かったです!実はこの茶葉、鶯丸さんからおすすめされた物で――」
こんな調子で主と話していると、今度は左から声が聞こえた
夜空「Aー……」
「? 夜空、どうしたの?」
そこには、なぜかボロボロの夜空がいた
夜空「三日月に手合わせで負けた……」
「また負けたの……それは悔しかったね。でも、夜空はちゃんと強くなってるんだから、自信持ちなよ」
夜空「うぅ……」
言い忘れていたが、アンダーワールドへの特命調査が完了してから、既に1年が経過している
金木犀も夜空も出陣や遠征でとても活躍しているので、夜空がこんなにも落ち込む必要は無いと思うが、これはもう癖のようなものだろう
アスナ「ふふ、夜空はいつもAちゃんに甘えるね」
「まあ、私は夜空の母親みたいな感じですし……」
アスナ「あ、そっか。Aちゃんがギガスシダーを伐ったんだもんね」
「はい」
夜空「A〜……」
「あーはいはい、わかったから。腕にしがみつかないで」
信濃「大将ぉ!政府から手紙ぃ!」
アスナ「あ、うん!今行くね!
きっと来週の審神者会議の件だわ
Aちゃん、お茶ありがとね。また一緒にお話ししよっ!」
「はい!」
1年で変わったのは刀剣達だけでない
主も役職が変わり、今は《審神者代表》の1人として、1〜2ヶ月に1度開かれる審神者会議に出席している
実をいうと、主が、あまりにも刀剣達と話す時間が少ない為政府の役人を辞めようとしたところを、上司が何とか引き留めようとしたらしく、政府の上層部に所属していて刀剣達と話す時間もあるという条件を満たしたものが、審神者代表だったのだ
まあ、主なら遅くても数年後には実力で審神者代表になっただろう
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白(あきら)(プロフ) - 銀狼さん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年10月13日 23時) (
レス) id: 46e374d1c8 (このIDを非表示/違反報告)
銀狼(プロフ) - 続編おめでとうございます！いつもいつも楽しみにさせて頂いております！これからも更新頑張ってください！ (2019年10月13日 10時) (レス) id: c5721a90b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白（あきら） | 作成日時：2019年10月13日 2時
