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「俺がドヨンイをどこかに連れてく！だからユタ、」
『…俺？』
「ヒョン、お願い」
キラキラした2人の目に見つめられて、流れに任せて首を縦に振ってしまった。会議室を出たらちょうどAが角を曲がって歩いてきて、俺たちの足が止まる。すぐ隣にはジェミンがいて、俺たちを見てAが手を振る。
「3人で何してたんですか？」
『ちょっとな、Aは？』
「これから皆とご飯食べるんです」
『あ、そう…』
ね、とAに言われたジェミンが頷いて、俺たちと目を合わせる。そのままジェノたち着いたってとAの手を引っ張って、ヒョンたちバイバイと言って先を歩いて行ってしまう。いつものことなのに、ぎゅっと繋がれた手にしか目がいかないのは、さっきの話のせいだろうか。
『ジェヒョナ、』
「…なに？」
『まずは俺たちじゃないかも』
「ユタ？」
『俺たちなんて序の口ってこと』
視線の先にいるAが、弟たちに囲まれているのを見ながら、俺は少し考えている。例えこれが上手くいったとして、喜ぶのは誰で、悲しむのは誰なのか。それをAが気付いたとして、どんな選択をするのか、長い間一緒にいれば、答えは自然と分かってくる。
『まあとりあえず、Aに聞いてみるわ』
「ヒョン…ありがとう」
『テヨンアはドヨンに聞いてみて』
「えっ、俺が？」
『俺2人はきついって』
「わ、わかった」
テヨンイヒョンもありがとうと言われて、ヒョン頑張ってみると答えるテヨンも、大方ジェヒョンに甘くて、俺ジョンウに呼ばれてるんだったと走っていくジェヒョンを見ながら、2人揃って息を吐く。
『どうする？』
「どうって、どうしよう」
『俺はリーダーの意見を聞かないと、なんとも』
「ユタはすぐそうやって…」
『冗談だって。まだほら、始まってすらないんだから』
そう。まだ、何にも始まってはいないのだ。携帯を出して、電話をかける。同い年が揃えば、もしかしたら解決するかもしれないし。
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yom(プロフ) - まやにゃむさん» ペーパームーンからずっと読んで頂きありがとうございます！🥲💖これから話が進むので楽しみにしていてください🫶🏻 (2022年7月12日 22時) (
レス) id: 0ce65e6476 (このIDを非表示/違反報告)
まやにゃむ - ペーパームーンからファンで読んでます！推しのジェと主人公ちゃんのこの後とってもたのしみです💖応援してます💖 (2022年7月12日 19時) (レス) id: 5e67e2a30a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yom | 作成日時：2022年6月22日 18時
