紙飛行機を飛ばして ページ46
○RENJUN
なんとなくだけど、寂しそうだったから。あとは本当に走り過ぎて疲れたから。MCの台に座って、チョンロから渡されていたサングラスをかけていた顔が上がる。
「お、ロンジュンだ」
『Aヌナにも話し相手が必要でしょ？』
「あったかいから眠くなっちゃうね」
『こんな騒がしい中で寝れるのAヌナくらいだよ』
ぴったりとくっつけば、反対側にはジェミンが座った。キラキラにデコレーションされたAヌナのマイクはさっきから機能していないけど、こっちが話さなくたってゲームは続いているから良いと思う。
「みんな元気だね」
「ヌナもやる？疲れるけど」
「大丈夫、ジョンウに当てられそうだから」
『じゃあ僕が守ってあげる』
「ロンジュニに危ないことさせられないよ」
『…僕たちのこと赤ちゃんだと思ってる？』
星型のサングラスがこっちを向いて、目は見えないけど絶対にっこりと笑ってるんだろう。MC話して！という声にヌナがファイト〜と緩く出した声に続いたら、遠くからマクヒョンがこっちに手を振っている。
「見て、マーク楽しそう」
「あれはロンジュニ可愛いなの顔だね」
「最近ロンジュニが可愛いってわたしに話してくるよ」
『…本当に？』
「だからね、わたしのほうがずっと前から可愛いって思ってるよって言ったら俺もだよって」
『誰が？Aヌナとマクヒョンが？』
「そうだよ、わたしたちは本気だからね」
「どこで本気になってるの」
ジェミンは呆れてたし、そんなことで本気になるのはよく分からないけど、自分のいないところでAヌナが自分の話をしているのは、すごく嬉しい。だってその時Aヌナの頭の中には僕がいるんでしょ？そのまま、僕でいっぱいになっちゃえば良いのにね。
『Aヌナ、あとで一緒にご飯食べよう』
「マークに取られちゃう前に一緒にいようね」
「ヌナ、俺も」
「オッパも呼んでピクニックしよう」
こっちを向いた隙に手を伸ばして、サングラスを外す。直接目が合って、大きく心臓が鳴る。それがバレないように肩に頭を乗せて、目を瞑る。騒がしい中でここだけが静かで、本当に眠たくなってくる。Aヌナのせいかな。そうなら良いな。
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yom(プロフ) - まやにゃむさん» ペーパームーンからずっと読んで頂きありがとうございます！🥲💖これから話が進むので楽しみにしていてください🫶🏻 (2022年7月12日 22時) (
レス) id: 0ce65e6476 (このIDを非表示/違反報告)
まやにゃむ - ペーパームーンからファンで読んでます！推しのジェと主人公ちゃんのこの後とってもたのしみです💖応援してます💖 (2022年7月12日 19時) (レス) id: 5e67e2a30a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yom | 作成日時：2022年6月22日 18時
