特級術師は最狂のエゴイスト【ブルーロック】【呪術廻戦】

かいぶつ ページ16

―――室内トレーニングフィールド―――



『じゃあ私 ここで見てるね』



そう言い入口付近にあるベンチに腰をかけた




「そういや蜂楽 1個聞いていいか？」



お互いストレッチしながら潔が蜂楽に声をかける



「ん？なに？潔」



「オニごっこの時おまえ俺にパスしただろ？
あれって俺が吉良くんに当てると思ったからって言ってたけどさ」


「なんでそう思ったんだ？」



その質問に蜂楽は少し考える素振りをみせ




「――俺の中に かいぶつ がいるから―――…」



そう答えると同時にドリブルをしながら潔に仕掛けていく





「俺の中の かいぶつ が言ったんだ
潔にパスを出せって
アイツの中にも かいぶつ がいるって」



「…(何言ってんだこいつ……)」



「それとAちゃんの中にも かいぶつ がいるって」




『えっ！…わたし？』



急に言われてびっくりした
かいぶつ……呪力のことか？
私 あの前髪みたいに呪霊飼ってないし



「え、Aさんにも…？」



『いやぁ私は かいぶつ じゃないかなぁ』



「じゃあなにがいるのー？？？」




『えぇ…うーん…なんだろね？』



上手く言えないからごまかすしかない





「俺さ青い監獄に来て良かったよ
潔とAちゃんに逢えたから」




『私も2人に逢えて良かったよ』







―ピンポンパンポーン―



【3日間による体力テストの集計が終わりました
速やかに部屋に戻り 最新ランキングを確認せよ⠀】





「ありゃりゃ練習終わり？」



「だな」



「えぇもっと練習したかったなぁ」





『ほら2人とも早く戻って確認しないと』




片付けはやっておくからと2人を部屋に戻した








…廻の中にいる かいぶつ は呪霊じゃないから大丈夫だけど……





『やっぱこの時間になるとちょっと多く出てくるよねぇ』





そう呟きながらフィールドにいた呪霊達を祓っていった




『今度呪具でも高専から持ってくるか……』

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