私と貴方の恋模様【藍沢耕作】

10 藍沢side ページ10

新海だな。

新海「藍沢だけじゃつまらないでしょう？俺とご飯行こうよ！」

「結構ですし、つまらなくないですから！」

新海「なんでよー、愚痴聞くって。あいつ無口だしさぁ。
多分あれでしょ、Aちゃんに迷惑かかってるでしょ」

藍沢「おい」

やめろよ、そう言いかけた時

ﾊﾟｧﾝｯと乾いた音が響いた


「ﾊｧ……ﾊｧ……。しつこいって何回言えばいいの。
耕作は！耕作は、ちゃんと気持ちを言ってくれるし、
心配もしてくれる！私は！好きで耕作と居るの！悪い？」

A……

「それにさ、何度言ったらわかるのかなぁ！
貴方と食事なんか行きません！私は耕作がいいの！好きなの！
耕作じゃないと嫌なの！貴方といったって何があるわけ！！」

藍沢「それくらいにしとけ、A。ありがとう。
新海、仕事以外で二度とAを困らせるな。早く戻れ」



新海「……悪かったよ。ごめん。じゃ、な。」



藤川「こっわぁ……でも、よく堂々と言ったね。好きって。」

「っくぁぁぁ……恥ずかしい」

藍沢「恥ずかしくないだろ、そんなふうに思ってくれたのか。」

藤川「あ、俺戻るね。」





チュ、とAにキスを落とす


今日二回目のキス

「っ、耕作ここ職場だってばあ」

藍沢「喋ると、舌入れるぞ」

「ダメだって、帰ってから……でしょ？」

藍沢「……わかった。」



口の中には Aの唾液が入り交じる





それをこくんと飲むと、Aは馬鹿、と呟く


Aだって 飲み込んでるくせに、な

11→←9 藍沢side

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す