5.誰ですか。 ページ5
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「ここまで離れていれば大丈夫か…。今から抑えている手を退けるが、大きな声を出すなよ？」
分かったか？ともう一度問われ、私は頷いた。
二人が追いかけてくる様子はない。相手は一人だといっても男性。力で勝てないなら、解放された瞬間に走って逃げる。
脚力は…まぁ人並みだから何とかなるとは思う。
「走って逃げるとか自信がないなら、止めとけ。別にお前に危害を加えたりはしない」
「どうしてそれを…。」
考えている事を指摘された私は、目の前にいる中年の男性に疑いの目を向けた。どう見ても普通の男性。人の心の中が読めるようには…見えない。もっと特別なオーラとか怪しい雰囲気を身に纏っているなら、信じたくもなるけど。
どこにでもいるようなおじさんだよね…。
「お前、失礼なヤツだな。いいか、よく聞け。これは世を忍ぶ仮の姿。本来の私はもっと神々しく、」
「急にそんな事を言われても信じられないと言うか」
「私がこそこそしないといけないのはあの信と言う小僧のせいだ。何度かお前に接触しようと試みてみたが、その度にヤツが目を光らせていて私の邪魔をしてきた。本来ならもっと早くお前にこの世界の説明ができていたはずなんだが…。」
「この世界の事って、おじさん何者なんですか！？」
「おじさんと呼ぶな。まぁ、名乗るとするなら【時を司る者】とでも言っておくか」
時を司る者？
それって神様とか、そう言う類いの者？
「そうだ」
「勝手に人の心読まないで下さい！」
「時間が惜しい。いつ小僧達がここを嗅ぎ付けてくるかわからない。これから話す事をよく理解し、自分自身で己の進む道を決めてほしい」
「貴方は私がここに来た理由を知っているんですか？」
「知っている。と言うより、私のせいでお前はこの世界に飛ばされた」
今、何て言いました？
さらりと爆弾発言をされた気がしたけど。
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ノア - 初めまして、この作品の王騎様と夢主の絡みが好きで毎月読み返しておりました。読み手に戻られることを考えていらっしゃるとお伺いしましたが是非とも見れる形に残しては頂けないでしょうか。毎回癒されながら拝見させていただいておりました。 (2022年8月3日 21時) (
レス) id: c471de6204 (このIDを非表示/違反報告)
( ´ω` )/(プロフ) - おもしろかったです。続きは見れないんですか？ (2022年7月31日 9時) (レス) id: 16f8a40083 (このIDを非表示/違反報告)
i05x09(プロフ) - 突然すみません。とても面白くて読み進めていたのですが、続きはもう読めないのでしょうか…？ (2022年7月30日 19時) (レス) id: a85be77842 (このIDを非表示/違反報告)
bluemoon(プロフ) - 凌さん» 160�兪宛紊塙佑┐討�話し書いています。ですが、読者様のお好きな設定で読んでいただければ。コメントありがとうございます。 (2020年7月4日 10時) (レス) id: 4f57fd01cd (このIDを非表示/違反報告)
凌 - 主人公の身長はどのくらいですか？ (2020年7月4日 7時) (レス) id: 0f75895f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bluemoon
| 作成日時：2019年4月28日 0時
