【ヒプマイ】君と私の7日間｡-続編-【碧棺左馬刻】

7日目-4- ページ8

まずは、お兄ちゃんに。


お父さんとお母さんが死んでから、ずっと私の面倒を見てくれたよね。


お金が必要だからって、女の人が苦手なのにホストになって、私を何不自由なく育ててくれた。


照れくさくて、いつもは言えなかったけど、お兄ちゃんに感謝してなかった日なんて1日もない。


本当に、本当にありがとう。


私、お兄ちゃんの笑った顔が大好きなんだ。


太陽みたいに明るくて、暖かくて。


だから、ずっと笑ってて欲しい。


いつか、心から好きになれるような素敵な人と出会えたらいいね。


あと、独歩さんとも、ずっと仲良しでいてね。


今までありがとう、お兄ちゃん。


どうか、どうか、幸せになって。


世界で1番、お兄ちゃんが大好きだよ。






それから、左馬刻さん。


まずは、謝らせてください。


毎日私に付き合わせてしまったこと。


そして、こんな最期を見せてしまうこと。


でも、不思議と後悔は全くしてないんです。


たった7日間だったけど、左馬刻さんと過ごした時間は、私にとって何より大切な宝物になったから。


人を愛することがこんなにも幸せな事なんだって、初めて知った。


きっと、何度生まれ変わったって、左馬刻さん以上に愛せる人なんていない。


ねぇ、左馬刻さん。


またいつか、あなたに会いたいです。


もし会えたら、その時はまた、こうやって抱きしめて欲しいです。


それから、もっともっと長い時間を、あなたと過ごしていきたい。


左馬刻さん、


左馬刻さん、








さまときさん、




あいしてる。

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