【ヒプマイ】君と私の7日間｡【碧棺左馬刻】

5日目-3- ページ42

「む、無理です、左馬刻さん!!!! 時間ずらしましょう!!!!!!」


1つしかない脱衣所に連れてこられるまで、愚かな私は何も気づかなかった。



「ンな面倒くせェことできっかよ。はよ脱げ、ホラ」


腕組みをし、私を脱衣所から出させまいと立ちはだかる左馬刻さんは、もうこれ以上ないというぐらいイイ笑顔をしていた。





「だって、混浴なんて、聞いてないです……!!」

「言ってねぇからな」


サラッと即答され、私は途方に暮れた。



なんで先にご飯を選択しなかったんだ、数分前の私。

もしかしたら混浴しかないことを知って、何かしら対処出来たかもしれないのに……!!



しかし、反省しても時すでに遅しで、現状を打開する策は思いつかない。





私は覚悟を決めた。



「………服、脱ぎますから。

ガン見はちょっとやめてください…」


左馬刻さんはフッと鼻で笑うと、背を向けて服を脱ぎ始めた。


できれば視界に入らないところに移動して欲しかったが、そこまで注文をつける勇気はない。



私は仕方なく、のろのろと服に手をかけた。




シャツやスカートはなんとか脱げる。

でもやっぱり、






「むり……………」


下着が脱げない。

5日目-4-→←5日目-2-

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す