雪は雲とともに【3】 (ページ25)

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第85話ページ25

綱吉 side

いてて、と頭を押さえながらもヒバリさんに連行されて行った会長。

突然現れたことと、今までの争奪戦をすべて見てたと言った会長にオレ達はびっくりし過ぎて、動けずにいた。

「う゛お゛ぉい！なんだぁ、さっきのヤツはぁ!?」

けれど、その沈黙も長くは続かなかった。

って、ヴァリアーに会長のことなんて伝えればいいんだよぉ!?

「彼女はこの並盛中学校の生徒会長です」

「今回、この会場を提供して頂く変わりに、監視の意味も含め観戦の許可を我々が出しました」

意外にも、会長の説明をしたのはチェルベッロ機関だった。

「ぬぅ。あやつに見られていたとは、極限に気付かなかったぞー!!」

「それなっ！」

「チッ。気に食わねぇやろーだぜ」

お兄さんや山本、獄寺君はあまり気にしてないみたい。

「生徒会長サンはお金の話になるとおっかねーよな」

「シャマルが遠い目してるーっ!?」

何があったのか聞きたいけど、聞いたら後悔する気がする。てか、

「リボーン、どうかしたの？」

さっきから静かだけど、と聞くといつものように何でもねーぞ、と返された。

(あいつのネックレスにしてたリング、……まさかな)

その後、スクアーロっていうロン毛の人が叫んで帰ったり。

ディーノさんが来て、ヒバリさんとの修行の様子を聞いたりして、嵐戦の今日が終わった。

会長、明日からも来るのかな？

と、なんとなく気になるオレだった。

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