番外編3 ページ35
所変わって空き教室。
ランキングがどうとかは興味ないが、書類だらけの生徒会室でポルターガイストを起こしたくなかったので適当な空き教室に移動。
そして、ただいま。マフラー少年はランキングモードとやらに入っている。
「こちらフゥ太、聞こえるよランキングの星」
おい。何言ってるのあの子。
それにハイスペックベイビーの言葉同様、机や椅子が浮かび上がっていて、正にポルターガイスト。
「フゥ太のランキングモードは遠い宇宙の星と交信しているって説があるんだぞ」
いらねぇよ、そんな説！誰が掃除すると思ってんのこいつら！
「A姉の冷静な性格は10万8568人中第21位。序でに残虐な性格9万2878人中第8位」
「おい」
「ダーツの上手い人ランキング32万764１人中第27位他にもーー……」
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ーーーーーーー
「あと、着せ替え人形にしたい幼女ランキング58万3694人中第2位」
「いるかぁ！そんなランキング!!」
淡々とランキングを述べていたマフラー少年に思わず突っ込んでしまった僕は悪くない。そんな意味不明なランキングが存在して堪るか！
僕が大声を上げたおかげで、マフラー少年のランキングモードは終了した。
彼はそのままどこから取り出したか分からない本に何かを書き込んでいた。
「あれはランキングブックと言って、オレ達の世界では喉から手が出るくらいの代物なんだぞ」
「はいはい。そんな物後でいいから、先に片付けるの手伝いなさい」
バッとランキングブック？を取り上げて散らかった机たちを示す。大人げない？知ってる。
「でも、すぐ書かないと忘れちゃう」
「うっ、」
「(ニッ。まだまだだな」
チワワな目に勝てない僕は1人で片付けをしたのだった。
((着せ替えランキングの1位は絶対
(また今度ランキングさせてね！A姉！)
(………片付けするならね)
どうしても勝てない会長なのであった。
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作者名：蒼 | 作成日時：2018年1月22日 16時
